切られお富!

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自民党の改憲案では軍法会議が復活!

2006-05-14 05:46:33 | 政治少女死なず(反アベ宣言!)
硬派ネタばっかりだと評判悪いんですが…。昨日のCS朝日ニュースター「パックイン・ジャーナル」で、自民党の改憲案に9条の改正ととともに軍事裁判所(軍法会議)の設置(第76条)という条項があることを田岡俊次が指摘していたけれど、こういう話がテレビで話題になったのって初めてではないでしょうか?ネットでは前から話題になってはいたんだけど…。

     ☆           ☆           ☆

<自民党憲法草案より>

第76条(裁判所と司法権)

① すべて司法権は、最高裁判所及び法律の定めるところにより設置する下級裁判所に属する。

② 特別裁判所は、設置することができない。行政機関は、終審として裁判を行うことができない。

③ 軍事に関する裁判を行うため、法律の定めるところにより、下級裁判所として、軍事裁判所を設置する。

④ すべて裁判官は、その良心に従い独立してその職権を行い、この憲法及び法律にのみ拘束される。

     ☆           ☆           ☆

そもそも地上波で報道されないことが問題なんだけど、「自衛隊」が「軍隊」になるということは陸軍大臣、海軍大臣、空軍大臣(新設?)ができ、かつて陸軍が軍事裁判のために管轄していた憲兵(ミリタリーポリス)が復活するってことでしょ。

憲兵隊といえば、治安警察法や治安維持法で活躍していた存在だし、軍法会議が軍人の犯罪に甘甘なのは戦前の日本や在日米軍をみても明らか。自民改憲派の舛添要一は、「自衛隊は実態として軍隊だから、軍隊として認めるべき。」としか言わないけれど、「軍隊として認めて、軍法会議と憲兵を復活するべき」ってテレビでいうのが正直ってもんじゃあないかな?。

「第二の治安維持法」といわれる共謀罪や教育基本法の改正など、かつては右寄りといわれたわたしでも、オイオイって状況が続く昨今。国民投票法案のメディア規制や罰則規定については以前記事に書いた通りだし、なんだか、やばい社会になってきたって感じがするな…。

これでも、人気総理(?)小泉のやってることだからOKなんていうのかな、有権者は?

わたしとしては、自衛隊を軍隊じゃないっていってるのって、それなりの戦略としてありなんじゃないかと、最近見直してるところなんですけどねぇ~。

自民党憲法草案
憲兵とは?(ウィキペディア)
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