切られお富!

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<訃報> オーネット・コールマン

2015-06-14 23:59:59 | カメレオンのための音楽
そんなに聞き込んだとまではいかないんだけど、一応それなり聞いてました。ニュース記事に出てきた写真がカラフルなセーター姿で「おお、前衛というよりポップ」って思ったのはわたしだけでしょうか。ラジオなんかで追悼番組とかあるのなら、聞いてみたいな、識者の意見と一緒に。

普通は『ジャズ来たるべきもの』とかになるんでしょうけど、わたしが聞いていたのが『ヴァージン・ビューティー』とか『ダンシング・イン・ユア・ヘッド』あたりだっていうのは変則すぎますかね。そうでもないのかな?もちろん、初期の『ゴールデンサークル』なんかもよく聞いていましたが…。

フリージャズっていうのが、聴いていると案外抑圧的で自由じゃない印象のもので、わたしはコルトレーンも好きじゃないくらいなんだけど(なぜかドン・チェリーの方が自由を感じるんですね。)、時代の産物だったというか、今聴くと森山大道とか中平卓馬のモノクロの写真とかの重さを連想しちゃうんですよね~。(飛躍しすぎか…。)

ただ、そのなかにあって、オーネット・コールマンはわりとメロディアスな部分もあるし、あらためて聞くと全然わかりやすかったりする。

結局、後藤雅弘さん、ピーター・バラカンさんの影響で、70年代以降の尖がってない音源を知り、オーネット・コールマン=フリージャズという固定観念を崩してもらったのが個人的には大きいですね。

で、今、どの辺の時期のものが聴かれるのか。聴いて楽しいのか。自分でも改めて考えてみようかと。こういうのがよい追悼になるんでしょうから。

と、取りとめないんで。この辺で。

PS:やっぱり『ゴールデンサークル』の一枚目が夜に聴くには良いですね~。久々に聴いて大いに楽しめました!

Vol. 1-at the Golden Circle
クリエーター情報なし
Blue Note Records


ダンシング・イン・ユア・ヘッド
クリエーター情報なし
ユニバーサル ミュージック クラシック


ヴァージン・ビューティー
クリエーター情報なし
エピックレコードジャパン
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