昭和25年の「熊谷陣屋」の上映がありました。この映画、あのマキノ正博が監督しているんですが、久々に観たなあ~。どうか、DVDにしてください!播磨屋&松竹さん!高くても買うよ!
この映画を観るのは、以前のフィルムセンターに続いて二度目。
映画自体の感想は以前書いているので、今回改めて気づいたことをつらつら書いていくと…。
・初代吉右衛門を観た!その2 『熊谷陣屋』篇(以前書いた記事。しかし、この頃はよいこと書いてるなあ~、我ながら。今はどうなってるの?って言われそう…。)
まず、初代吉右衛門ですが、口跡がいいですね~。前回は初代の体つきの貧相さばかりに目が行きましたが、すべてをあの明晰な台詞回しでカバーしてるんだな~と改めて思いました。そういえば、ライバルだった六代目菊五郎だって、逆に口跡の悪さを芝居や踊りでカバーしていたわけで、語られにくい弱点から役者を考えるって方向はありだと思うんですよね~。(もちろん、弱点から長所を考えるということなんだけど。)
このあたり、勝新太郎が「遊びばなし」というCDで二人の名優の声をまねて解説しています。
あと、今回見直してみて、松本白鸚の弥陀六がよいなあ~と感心。まだ、そんな歳ではない頃でしょ?そういう意味では、今の役者の老け役って…。
で、初代って、台詞の明晰さや芝居のメリハリに対して、演技自体はかなり自然体というか、大げさではない。白鸚の熊谷がいかに初代の影響を受けているか、今回よくわかった気がしたんだけど、違いがあるとすれば、白鸚の方が押し出しが立派な分、かえってロマンチストな熊谷に見える。その点、初代の方がリアリスト熊谷という気がしましたね~。
さて、帰りに早稲田の演劇博物館の初代吉右衛門展を見に行ったんだけど(二階ですよ、念のため。)、よい展示でしたね~。特に、伊藤博文の国葬の時の名優勢揃い写真が圧巻!わたしは結構誰が誰だか、解説見ないでもわかったなあ~。あの写真だけ何度でも観たいですね~。必見です!
というわけで、8月の第2回も仕事は・・・で!(ま、これは内緒でしたね)
展示だけでも興味のある方は是非!
この映画を観るのは、以前のフィルムセンターに続いて二度目。
映画自体の感想は以前書いているので、今回改めて気づいたことをつらつら書いていくと…。
・初代吉右衛門を観た!その2 『熊谷陣屋』篇(以前書いた記事。しかし、この頃はよいこと書いてるなあ~、我ながら。今はどうなってるの?って言われそう…。)
まず、初代吉右衛門ですが、口跡がいいですね~。前回は初代の体つきの貧相さばかりに目が行きましたが、すべてをあの明晰な台詞回しでカバーしてるんだな~と改めて思いました。そういえば、ライバルだった六代目菊五郎だって、逆に口跡の悪さを芝居や踊りでカバーしていたわけで、語られにくい弱点から役者を考えるって方向はありだと思うんですよね~。(もちろん、弱点から長所を考えるということなんだけど。)
このあたり、勝新太郎が「遊びばなし」というCDで二人の名優の声をまねて解説しています。
あと、今回見直してみて、松本白鸚の弥陀六がよいなあ~と感心。まだ、そんな歳ではない頃でしょ?そういう意味では、今の役者の老け役って…。
で、初代って、台詞の明晰さや芝居のメリハリに対して、演技自体はかなり自然体というか、大げさではない。白鸚の熊谷がいかに初代の影響を受けているか、今回よくわかった気がしたんだけど、違いがあるとすれば、白鸚の方が押し出しが立派な分、かえってロマンチストな熊谷に見える。その点、初代の方がリアリスト熊谷という気がしましたね~。
さて、帰りに早稲田の演劇博物館の初代吉右衛門展を見に行ったんだけど(二階ですよ、念のため。)、よい展示でしたね~。特に、伊藤博文の国葬の時の名優勢揃い写真が圧巻!わたしは結構誰が誰だか、解説見ないでもわかったなあ~。あの写真だけ何度でも観たいですね~。必見です!
というわけで、8月の第2回も仕事は・・・で!(ま、これは内緒でしたね)
展示だけでも興味のある方は是非!
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二つ下の海老蔵の所のコメントは。私ではありません。
良くある名前ですので。被ってしまったようです。
私、こちらのものです。
http://kuroi33karasu.blog120.fc2.com/
では。
ご返事遅れてすいません。
わたしも海老蔵のところのコメントは、いつものえっちゃんさんとは違う方かなと思ってはいました。
ご丁寧にコメントして頂いてありがとうございます。
>ひでかずさん
ご返事が遅れてすいません。
写真の情報、ありがとうございました。さすがですね!
それと、わたし、白鸚に少し甘いのかな?まあ、白鸚の出てる映画も好きですし。東宝の「忠臣蔵」とか「侍」とか。
ということで、次の吉右衛門映画祭も楽しみですね。