「嫗山姥」と「権三と助十」。意外と見どころがありましたね。簡単な感想のみ。
まず、嫗山姥。
今回の扇雀のこの芝居は武智鉄二の演出版ということで、どうなるのかと思ったら、出だしが違うってことなんですかね。扇雀の八重桐は、この役と吃又の女房おとくの役特有のしゃべくり感は案外薄くて、最後の怪力になるくだりが勇壮でした。扇雀は最近立役もよいですね。もっとも、この役はたちやくというんじゃないわけだけど。新悟の澤瀉姫が古風で雰囲気があったな~。あと、橋之助の蔵人はちょっとニンじゃないか。頼りにならない役だから、最近のこの人の貫禄が邪魔をしている感じか。
次の「権三と助十」は意外な好演でした。菊五郎劇団や前進座みたいな、ベテラン揃いの一座の芝居だと思っていたんで、若手の一座の「魚屋宗五郎」みたいな浮いた感じにるのかと思いきや、染五郎、獅童コンビが以外にも相性が良い。七之助のおかんも所帯の雰囲気がありましたしね。あと、書き忘れたけど、巳之助が山姥もこの芝居もよかったですね。舞台が大きくなってきたというか、演劇界の猿之助との対談もよかったし。
ということで、今回の三部構成の中では、唯一古典のみの舞台。歌舞伎ファン守旧派にも楽しめる舞台だと思いました。
まず、嫗山姥。
今回の扇雀のこの芝居は武智鉄二の演出版ということで、どうなるのかと思ったら、出だしが違うってことなんですかね。扇雀の八重桐は、この役と吃又の女房おとくの役特有のしゃべくり感は案外薄くて、最後の怪力になるくだりが勇壮でした。扇雀は最近立役もよいですね。もっとも、この役はたちやくというんじゃないわけだけど。新悟の澤瀉姫が古風で雰囲気があったな~。あと、橋之助の蔵人はちょっとニンじゃないか。頼りにならない役だから、最近のこの人の貫禄が邪魔をしている感じか。
次の「権三と助十」は意外な好演でした。菊五郎劇団や前進座みたいな、ベテラン揃いの一座の芝居だと思っていたんで、若手の一座の「魚屋宗五郎」みたいな浮いた感じにるのかと思いきや、染五郎、獅童コンビが以外にも相性が良い。七之助のおかんも所帯の雰囲気がありましたしね。あと、書き忘れたけど、巳之助が山姥もこの芝居もよかったですね。舞台が大きくなってきたというか、演劇界の猿之助との対談もよかったし。
ということで、今回の三部構成の中では、唯一古典のみの舞台。歌舞伎ファン守旧派にも楽しめる舞台だと思いました。
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