
ちょっと事情があって、見直しました!簡単に感想っ。
この映画は奇才・鈴木清順監督が美術監督木村威夫氏と組んで作った作品で、清順作品の重要なヒロインの一人、野川由美子の最初の主演作なんですよね~。
わたしは学生時代に観て以来、ひっさびさに今回見直したのですが、戦後の闇市を生きる娼婦たちの衣装を大胆な原色で表現。戦後の風景もペンキをぶちまけたような色彩設計で、独特の世界観になっているって、感心しました。
女優それぞれに違う原色の衣装を着せるというアイデアは木村威夫氏のものだったそうですが、個々人の性格分けは清順演出の妙。
昔は気づかなかったのですが、宍戸錠をめぐる女たちの群集心理は、ちょっと横光利一の『機械』における工場労働者の心理を思い出してしまいましたよ!(あるいは、ゴーリキー「二十六人の男と一人の少女」とか。)
なので、清順&木村威夫の視覚的なマジックに加えて、女たちの心理の変化にも要チェック!
因みに、撮影は撮影所内の敷地にオープンセットが組まれたそうです!
日本映画にも贅沢な時代が!
というわけで、他の野川由美子出演作『河内カルメン』、『春婦伝』と一緒にご覧あれ!
因みに、わたしは『河内カルメン』が一番好きですが!
この映画は奇才・鈴木清順監督が美術監督木村威夫氏と組んで作った作品で、清順作品の重要なヒロインの一人、野川由美子の最初の主演作なんですよね~。
わたしは学生時代に観て以来、ひっさびさに今回見直したのですが、戦後の闇市を生きる娼婦たちの衣装を大胆な原色で表現。戦後の風景もペンキをぶちまけたような色彩設計で、独特の世界観になっているって、感心しました。
女優それぞれに違う原色の衣装を着せるというアイデアは木村威夫氏のものだったそうですが、個々人の性格分けは清順演出の妙。
昔は気づかなかったのですが、宍戸錠をめぐる女たちの群集心理は、ちょっと横光利一の『機械』における工場労働者の心理を思い出してしまいましたよ!(あるいは、ゴーリキー「二十六人の男と一人の少女」とか。)
なので、清順&木村威夫の視覚的なマジックに加えて、女たちの心理の変化にも要チェック!
因みに、撮影は撮影所内の敷地にオープンセットが組まれたそうです!
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