切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

夏の終わりを感じる色々・・・。

2012-08-31 23:13:42 | 日日雑記
まだまだ熱いけど、8月31日といえば、夏の終わりって感じがしますよね。そこで、晩夏ってイメージのあれこれをつれづれなるままに…。

①夏の黄昏 カーソン・マッカラーズ 著

去年か一昨年にも取り上げたんだけど、残念ながら絶版です。従来、「結婚式のパーティ」というタイトルで翻訳されていたカーソン・マッカーラーズの作品で、『夏の黄昏』は加島祥造さんの新訳。

背ばかり高くて友達のいない孤独な少女・フランキーのひと夏を描いた作品。

マッカーラーズは『ティファニーで朝食を』で有名なトルーマン・カポーティの「姉貴分」としても有名な女流作家でした。

②真夏の昼の夢 大滝詠一

アルバム『ナイアガラ・カレンダー』収録の一曲。この曲の前に、ビーチ・ボーイズへの熱いオマージュ「泳げカナヅチ君」があって、コチラもわたしは大好きですが(スネアの音がまさにビーチ・ボーイズ!)、しんみり夏の終わりということなら、やっぱり「真夏の昼の夢」でしょう。2月の「ブルーバレンタインデー」と対になる8月の名曲!

③ピクニック ジョシュア・ローガン監督

映画としてはたいしたことないんですが、晩夏の気分が横溢した作品で、カメラがフリッツ・ラング監督『死刑執行人もまた死す』のジェームズ・ウォン・ホウ。ウィリアム・ホールデンとキム・ノヴァクが主演なんだけど、キム・ノヴァクの妹役で出ているスーザン・ストラスバーグが良いんです。彼女は絶対わたしの分身です!

④海のふた よしもとばなな 著

これは知り合いに薦められて読んだ本。よしもとばななは長らく読んでなかったのですが、この本の「日常のかけがえのなさ」みたいな感覚はよいです。こどもが読んでも大人が読んでも、よいんじゃないかな。そういえば、『TUGUMI』もあったことだし、ばななさんは晩夏が似合う作家なのかもしれない。

以上、つれづれなるままに書きました。おしまい

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