切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

のだめカンタービレ⑭

2006-01-16 22:33:27 | 超読書日記
このマンガの新刊の感想ももはや定例行事になってきたけど、まあいいかってことでさっそく感想なんですが、この巻って、良くも悪くもスルスルって読めちゃったんですよね、ひっかかりなく。

たぶん次の15巻でのだめが大きく成長していくんだろうけど、なんだかつなぎみたいな感じだなって気がして。千秋とマルレ・オケの関係にしても、のだめのピアノの技術の問題にしても、そろそろ大きく展開してくれないと「ガラスの仮面」みたいになっちゃうよな~、っていうのは大げさか…。

ただ、オーケストラの楽譜を管理する専門職「ライブラリアン」っていうのははじめて知ったので、ちょっと勉強になったけど。

それと、クラシック突撃隊さんも書いていたけど、演奏会の批評の話が出てくるくだり。「モノクロームでおかしな合成をされた旅先のポストカードのよう」って言い方でRuiっていうピアニストの演奏が酷評されてるんだけど、わたしは辛辣だといわれる海外の批評の感じが出ていて面白いなあって思ってしまった。

わたしも新聞夕刊の歌舞伎の舞台批評は一応読んだりするんだけど、ほんとに当てにならないっていうか、誉めてんだか貶してるんだかわからないようなものばっかりで唖然とすることが多い。そういう意味では、言いたい放題のネット歌舞伎劇評を展開してる渡辺保さんは偉いなあと思う反面、日本の新聞じゃこれはできないんだろうなって思えてしまう。

だから、日本のクラシックのコンサート評のことはよく知らないけど、はっきりしたことを書くといわれる海外メディアっていいよなとはよく思いますね。(因みに、以前読んだ過去のローリングストーン誌のディスクレビューを集めた本なんて壮絶でしたもん、毒舌ぶりが。)

のだめの方に話を戻すと、この14巻には特典付の限定版プレミアムっていうのがあるんですってね。そっちを買えばよかったっていま後悔してるんですけど、もう品切れなのかな…。皆さん、きっとそっちを買ったんでしょうね…。

というわけで、続巻の展開が楽しみ!

『「のだめカンタービレ」キャラクターBOOK』

のだめカンタービレ #14 (14)

講談社

このアイテムの詳細を見る


のだめカンタービレ 14 限定版

講談社

このアイテムの詳細を見る

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 歌舞伎座です! | トップ | 寿初春大歌舞伎「奥州安達原... »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (日向)
2006-01-16 23:42:23
はじめまして、こんばんは。

のだめの感想読ませていただきました。

14巻は起承転結の「承」辺りかな?

と思ってます。のだめの成長、楽しみですよね!

トラックバックさせてください。



ところで、「ウザイです!「ブログ初挑戦☆」って」も読ませていただいたんですが、私のgooブログには一度しか来た事ないですが気分は良くないですよね。なにか対策してくれるといいですね。
返信する
評論 (papageno)
2006-01-17 01:23:49
日本では音楽評論や劇評できびしく批判すると

次回から、招待券が送られてこなく成るそうです。

それに新聞雑誌は広告の関係で厳しい事を書けないのです。
返信する
コメントありがとうございます。 (切られお富)
2006-01-22 01:49:17
遅くなり失礼しました。



日向さん。



重複コメント削除しておきました。対応遅れてすいません。15巻も限定版があるようですね。今度は予約しようかな…。「ブログ初挑戦☆」、わたしのところには来なくなったけど、まだTBやってるのかな?



今後もよろしくです。



papagenoさん



情けない話ですよね。わたしは招待券もらってもブログではボロクソに書いてるけど…。
返信する

コメントを投稿

超読書日記」カテゴリの最新記事