中川昭一元財務相の死をめぐって。

第一報には驚いたんだけど、今となってはさほどの意外性を感じない。むしろ、驚き呆れたのは、彼の死に関して「マスコミが殺した」とか言ってるバカがいるって話。むしろ、マスコミが甘やかしてきたのでは？　というわけで、わたしの雑感です。

中川昭一元財務相が自宅で死去 循環器系持病の可能性(共同通信) - goo ニュース

①どうも「自殺ではなかった」説が有力になっているけど、「自殺的な死」という印象は否めませんね。

薬やアルコールに頼る繊細な人物…。しかし、薬やアルコールに頼らない繊細な人もいますからね～、世間では。


②冒頭の話に戻すと、ローマでの「もうろう会見」も、当初日本の記者たちは大臣の「異変」に質問しないばかりか報道もせず、海外メディアの方がいち早く報じたといわれていますよね。

・「中川もうろう記者会見」で、日本の新聞も世界に恥を売った

とすれば、「マスコミが殺した」みたいな話は見当はずれで、むしろマスコミが延命させてきた可能性すらある。

記者クラブと政権の癒着構造。

また、海外メディアに嘲笑された国務大臣。

「死者に鞭打つな」といわれるかもしれませんが、これはどうあっても言語道断の話で、免罪などありえないと思います。

③とはいえ、連日の批判報道～落選という流れで、相応のストレスはあったのでしょう。まあ、エリート二世議員の初めての挫折でもありますし…。

でも、失業の危機なんていまや珍しい話じゃないわけで、彼の置かれた状況を同情的な視線でみるなんてことは、わたしには到底できないな～。

だって、彼より恵まれてない人の方が圧倒的に多いんですから。ましてや、この不景気ですよ！

というわけで、わたしの意見少数派なんですかね？