身捨つるほどの祖国はありや…

先日ある番組で面白い投書が読まれたんだけど、簡単に言うと「靖国参拝した超党派の議員たちは、ロシアから帰国した元日本兵・上野さんに言葉のひとつもかけたんだろうか？」というものだった。確かに「靖国の御霊が…」とかなんとかいうんだから、運よく生きて帰ってこれた上野さんを超党派で出迎えたって、よさそうなものだって気がするな～。

元日本兵・上野さん　６３年ぶり帰郷　弟妹と再会「感動で言葉出ない」 (産経新聞) - goo ニュース
超党派議員９６人　靖国参拝 (産経新聞) - goo ニュース
「国と郷土愛する」で合意　教育基本法　自公、改正案に明記 (産経新聞) - goo ニュース

最近話題の教育基本法改正案の文言、「国と郷土を愛する」もそうだけど、殊更にこの手のことを言い出す手合いってのはどうも信じられない。超党派議員たちも本音は遺族会の票狙いなんじゃないのって気がするしね～。

もちろん、わたしみたいなものにだって「愛国心」らしきモノはあるらしくて、このブログでも散々日本文化を取り上げているし、コイズミによる国立劇場の予算削減は文化破壊だと糾弾してきたけど、「国と郷土を愛する」超党派議員が国立劇場問題について何か言ったという話は寡聞にして聞かない。

４月から、国立劇場の会員割引枠縮小！（わたしの過去の記事）

一方で、在日米軍のグアム移転費用約７千億を日本が負担することになるというわけで、こんな事態を引き起こしている政治家諸氏から「国と郷土を愛する」なんていわれたくないと思っているのはわたしだけなんでしょうか？

上野さんってひとは内心どう思っているのか聞きたいところですね～。

米軍基地問題 課題は再び国内調整に　稲嶺沖縄知事の対応焦点 - goo ニュース