切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

セプテンバー・アフェア!

2006-09-05 23:59:59 | アメリカの夜(映画日記)
『旅愁』っていう映画のオリジナル・タイトルが「September affair」だってことは、映画に詳しいひとにはよく知られている話だし、この映画に使われている曲「September song」が作曲家クルト・ワイルの作品だっていうのも音楽に詳しい方ならご存知でしょう。(ルー・リードが歌ってたよね!)でも、そういうことより、この映画が不倫物のラブストーリーであり、そんなつかの間の愛の舞台がイタリアのナポリ~カプリ島だっていう事の方が、イタリア好きのわたしたちには重要ですよね!

そういえば、キャサリン・ヘップバーンの『旅情』(原題「Summertime」)という映画も、ちょっと年増のOLが、貯めたお金で「何かが起こる」ことを期待しながら、イタリアのベニスを旅する話だったけれど、『旅愁』のジョーン・フォンテーンも孤独なピアニストという設定だった。

ジョーン・フォンテーンで有名な映画といえば、ヒッチコックの『レベッカ』と『断崖』だけど(『断崖』ではアカデミー主演女優賞受賞!)、まじめっぽい女優だったなあという印象ではある。(だから、サスペンス映画の怖がる芝居がさまになる。)でも、この人がじつは東京生まれで、聖心女学院出身だって話は意外と知られていないかな。

さて、有名な「青の洞窟」のあるカプリ島といえば、ゴダールの映画『軽蔑』で、ブリジット・バルドー演じる妻をミッシェル・ピコリの夫が寝取られてしまう島だったりもするんだけど、夏のイタリアってどこか、快楽の匂いが漂うような気がする。

そして、旅。9月、イタリア・・・。9月ネタの映画って案外ないことを考えると、ついつい遅い夏休み前に思い出してしまったりするんですよね、このセプテンバー・アフェアを!

そんなわけで、ぼちぼち旅に出たいなあって事が言いたいだけの記事でした!(なんだこりゃって感じか?)




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