『旅愁』っていう映画のオリジナル・タイトルが「September affair」だってことは、映画に詳しいひとにはよく知られている話だし、この映画に使われている曲「September song」が作曲家クルト・ワイルの作品だっていうのも音楽に詳しい方ならご存知でしょう。(ルー・リードが歌ってたよね!)でも、そういうことより、この映画が不倫物のラブストーリーであり、そんなつかの間の愛の舞台がイタリアのナポリ~カプリ島だっていう事の方が、イタリア好きのわたしたちには重要ですよね!
そういえば、キャサリン・ヘップバーンの『旅情』(原題「Summertime」)という映画も、ちょっと年増のOLが、貯めたお金で「何かが起こる」ことを期待しながら、イタリアのベニスを旅する話だったけれど、『旅愁』のジョーン・フォンテーンも孤独なピアニストという設定だった。
ジョーン・フォンテーンで有名な映画といえば、ヒッチコックの『レベッカ』と『断崖』だけど(『断崖』ではアカデミー主演女優賞受賞!)、まじめっぽい女優だったなあという印象ではある。(だから、サスペンス映画の怖がる芝居がさまになる。)でも、この人がじつは東京生まれで、聖心女学院出身だって話は意外と知られていないかな。
さて、有名な「青の洞窟」のあるカプリ島といえば、ゴダールの映画『軽蔑』で、ブリジット・バルドー演じる妻をミッシェル・ピコリの夫が寝取られてしまう島だったりもするんだけど、夏のイタリアってどこか、快楽の匂いが漂うような気がする。
そして、旅。9月、イタリア・・・。9月ネタの映画って案外ないことを考えると、ついつい遅い夏休み前に思い出してしまったりするんですよね、このセプテンバー・アフェアを!
そんなわけで、ぼちぼち旅に出たいなあって事が言いたいだけの記事でした!(なんだこりゃって感じか?)
| クルト・ワイルの世界~星空に迷い込んだ男オムニバス, スティーブ・ワイスバーグ, マルドゥニー, スティング, ドミニク, フォウラー・ブラザーズ, マリアンヌ・フェイスフル, クリス・スペディング, バン・ダイク・パークス, ヘンリー・スレッギルユニバーサルクラシックこのアイテムの詳細を見る |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます