切られお富!

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宮崎勤死刑囚らの死刑を執行

2008-06-18 20:10:44 | TVピープル
世代的な感慨はないのですが、随分昔の事件になっちゃんたんだなあ~とは思います。ということで、気になったことを幾つか・・・。

連続幼女誘拐殺人 宮崎勤死刑囚らの死刑を執行(朝日新聞) - goo ニュース

以前書いた記事でもご紹介しましたが、『宮崎勤事件』という本は、メディア問題を考える上で参考になりました。

先日の秋葉原・通り魔事件でもそうですが、事件発生当時のメディアの大騒ぎとその不毛性、警察・検察への監視機能を果たせないマスコミの問題など、考えることはいろいろありますね~。

②「死刑執行」自体を非難する気はないのですが、つくづく日本の裁判は事実を明らかにしない制度だなあ~とは思います。(特にオウム裁判)

「死刑執行」が事件の幕引きであるのは悪いことではないのでしょうが、ここまでで何がわかったのか?さっぱり何もわからないというのが本当のところですよね~。

それでも、この事件はまだしも、オウム事件なんか麻原死刑で終わっちゃあまずいと思いますよ、まったくね~。(ロシア・マフィアややくざとの関係なんか全然解明されてない!)

③『手紙』なんていう映画もありましたけど、犯罪加害者の家族のその後というのは、あまりに悲惨ですよね。この事件についてもいろいろなウワサを聞きますが、なぜ日本では、犯罪加害者の家族まで、「一族郎党」みたいな感じで生活権が奪われてしまうのか?

この点については、一向に個人主義的な考えが広まらないのが不思議です。

「忠臣蔵」みたいな芝居もあるけど、日本人のメンタリティを考える上でも、興味深い話かもしれませんね~。

④最後に、死刑執行がムードとか空気で行われているという懸念は持ちますね。死刑を執行するかいなかのルールを明確にする必要があるとは思います。

じゃないと、法務大臣の性格とか法曹関係者の世論誘導みたいな、恣意的な死刑執行ということになって、「これが近代社会といえるのか!」って思えてきませんか!!


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