以前から警鐘を鳴らしてきた「共謀罪」創設が閣議決定され、法案が国会に提出された。これは暗黒社会到来へ一歩踏み出した感のあるニュースだし、現在の与党の議席数、マスコミの地味な取り扱い方を考えると、すんなり通ってしまいそうでまったく恐ろしい。他人事だと思っているブロガーもいるんだろうけど、よ~く考えてもらいたいですね、まったく、他人事ではないんだから!
今回提出された組織的犯罪処罰法などの改正案(共謀罪・サイバー取り締まり法案)の柱は二つ。ひとつは、「団体の活動として組織により行われる」犯罪を、誰も実行しなくても、共謀しただけで罪にできるということ。もうひとつは、インターネット上のサイバー空間での捜査権限の強化。令状なしにプロバイダーなどにメールなどの通信履歴(ログ)の保全を要請できるようになる。
簡単に言えば、(それがたとえ冗談であれ、)ネットを使ってのやりとりが理由で、実行もしていないことで、犯罪者にされる危険性のある社会になるってことなんですよ。
この件に関しては、法曹会をはじめさまざまところから疑問の声が起こっているわけだけど、小泉拍手要員である小泉チルドレンの存在や、こういうときになぜか留任している「とんでも法務大臣」南野知恵子の答弁能力を考えると、ろくな審議もなされないで成立なんてことになりかねない。
とにかく、自分の意思で自民党に投票した人たちによってろくでもない社会が到来しようとしているわけだけど、「さあ、有志を募って抗議運動だ!」って相談をしただけで、法律が施行されれば犯罪になりかねないわけで、わたしとしては、せめて警察の取調室では朗々と自説を語ってやろうと覚悟を決めていますけどね…。(実際、そういう経験もあるんでね!)
共謀罪―5つの質問
希代の悪法「共謀罪」が成立する! (天木直人)
「思想を処罰?日弁連は共謀罪に反対します!」(日弁連)
「共謀罪」創設を閣議決定 3回目の提出へ (朝日新聞) - goo ニュース
今回提出された組織的犯罪処罰法などの改正案(共謀罪・サイバー取り締まり法案)の柱は二つ。ひとつは、「団体の活動として組織により行われる」犯罪を、誰も実行しなくても、共謀しただけで罪にできるということ。もうひとつは、インターネット上のサイバー空間での捜査権限の強化。令状なしにプロバイダーなどにメールなどの通信履歴(ログ)の保全を要請できるようになる。
簡単に言えば、(それがたとえ冗談であれ、)ネットを使ってのやりとりが理由で、実行もしていないことで、犯罪者にされる危険性のある社会になるってことなんですよ。
この件に関しては、法曹会をはじめさまざまところから疑問の声が起こっているわけだけど、小泉拍手要員である小泉チルドレンの存在や、こういうときになぜか留任している「とんでも法務大臣」南野知恵子の答弁能力を考えると、ろくな審議もなされないで成立なんてことになりかねない。
とにかく、自分の意思で自民党に投票した人たちによってろくでもない社会が到来しようとしているわけだけど、「さあ、有志を募って抗議運動だ!」って相談をしただけで、法律が施行されれば犯罪になりかねないわけで、わたしとしては、せめて警察の取調室では朗々と自説を語ってやろうと覚悟を決めていますけどね…。(実際、そういう経験もあるんでね!)
共謀罪―5つの質問
希代の悪法「共謀罪」が成立する! (天木直人)
「思想を処罰?日弁連は共謀罪に反対します!」(日弁連)
「共謀罪」創設を閣議決定 3回目の提出へ (朝日新聞) - goo ニュース
ところで、お富さんは晶文社の「「治安国家」拒否宣言 「共謀罪」がやってくる」は読まれました? 斎藤貴男さんと沢田竜夫さんの編著です。
ほんとにこの件に関してはマスコミの取り上げ方も小さいし心配です。郵政のドサクサで通っちゃいそうで本当に怖いですね。
ご紹介頂いた本はまだ読んでいないので、読んでみます。