切られお富!

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綾波はソラリスから来た?

2009-07-20 23:59:59 | アメリカの夜(映画日記)
タルコフスキーって苦手な映画監督なんだけど、見逃していた彼の代表作『惑星ソラリス』を観ました。嗚呼、疲れた~。で、突拍子がないかもしれないけど、確信しましたよ!わたしの愛する『エヴァンゲリオン』の綾波レイは惑星ソラリスから来たんじゃないかと!!

スタニスワフ・レム原作のSF小説『ソラリスの陽のもとに』。

学生時代に読んで、「これは構造主義を先取りしてる!」と感動したわたしですが、この作品って、頭の中にあるものが形になって現れてしまう不思議な星ソラリスを舞台にしたものなんですよ。

で、原作では主人公の亡くなった妻が何事もなかったように宇宙船の中に登場。主人公が幻惑され自己を見失っていく…。ということなんですが、映画『惑星ソラリス』に登場する主人公の妻のニセモノの空虚な存在感がなんだかエヴァの綾波みたいだったんですよね~。

庵野監督のイメージって、『惑星ソラリス』から来ているのでは?なんていうのはわたしの勝手な想像なのかな?

なにしろ、ニセモノ妻が怪我するところなんかの艶っぽさも綾波を連想させたし…。

気になった方は、どうぞ映画を御覧あれ!

ただし、長~い映画です。主人公が宇宙に行くまで40分かかります!そしてそこから2時間以上!耐え難い映像宇宙空間を満喫してください!

因みにわたしは『アンドレイ・ルブリョフ』や『僕の村は戦場だった』の方が好きかな?


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