切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

その後のライブドア・ショック雑感。

2006-01-21 23:18:32 | TVピープル
ここのところバタバタしていて、辛うじて更新は続けているものの、TB、コメントにお答えできず不義理をしているようですいません。というわけで、今回も軽い話題をひとつ。わたしはあんまり興味ないんだけどライブドア・ショックって広がってますね~。興味深いサイトもいろいろ出てきているし…。

ホリエモンネタのサイトといえば、この二つが人気みたいですね。

「堀江の拳」

中身はたいしたことはないけど、とりあえず笑いました。北斗の拳のパロディだけど、これを作った30代主婦の方ってたいしたもんだな~と。(特に堀紘一のヅラが飛ぶところがいい!)

「ホリエモンの錬金術」ミラーサイト

きっこのブログのきっこさん、ご推薦のサイト。これは細かい研究ですね。さすが会計事務所社長って感じで。

★  ★  ★

で、この件に関するわたしの雑感ですが…。

このブログを以前から読んでいただいている方ならわかると思うんですが、わたしのホリエモン観ってある時期を境に180度変わってるんですよ。

近鉄問題のときはわたしもホリエモン善玉、ナベツネ悪玉の図式に載って随分記事を書いてたんですが、去年の春先ぐらいから論調を変えました。

じつはその頃ぐらいから、いわゆるヒルズ族だのIT経営者についてまとめて資料を読んだり、自分のツテを使って情報収集した結果、「これは世間のイメージと全然違う」ということに気づいた。

そもそも何度か警鐘を鳴らしたように、財務諸表もわからない人は株なんかやめた方がいいわけだけど、いわゆるヒルズ族だのIT関係には財務諸表の怪しいところがいくつもある。これはライブドアに限った話ではなかったし、ITといいながら収益の中心が株取引やM&Aで、じつは「IT」事業者じゃないっていうのはレアケースではないと思う。

だから、いまなお、ヒルズ族だの若手経営者だのに踊らされている田原総一郎が哀れでしょうがないんだけど、もうこの人は終わってるからまあいいかって感じ。

ただ、<ホリエモン批判=「金で何でも買える」批判>って図式はやめてほしいとは思う。だいたい、「金で何でも買える」と思っている人間は、ちょっと前までの貴顕紳士(?)堤義明を筆頭にたくさんいるわけで、そんなことを口に出して言うほど世渡りが下手だったのはホリエモンくらいだったって話でしょ?

それと、<時価総額=企業の実力>みたいなイメージもそろそろいいでしょうってところかな。TBSは嫌いだけど、時価総額が高いからって楽天の方が立派な会社だとは到底思えない。

最後に、人の話の受け売りなんだけど、「会社は株主のものか?」論争の答えとして、「経営者や従業員がその会社の商品や備品を使っても、(内部的に問題はなくもないが、)窃盗にならないけれど、株主が勝手に株を持ってる会社の商品や備品を持っていけば、立派な窃盗」っていうのは本質的な話だと思う。株主が持ってるのは株券であって、その会社がいやなら株を売ればいいわけだから。でも、従業員はすぐ辞めるわけにはいかないでしょってことですよ。

というわけで、とりとめのない話でした。

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