切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

『ウォーク・ドント・ラン』 村上龍 村上春樹 著

2010-03-12 23:59:59 | 超読書日記
これは絶版になっている本なんだけど、アマゾンのレビューに気になることが書いてあったので、図書館で借りて読んでみました。極めて簡単に感想っ。

二人の若いときの対談本です。

アマゾンのレビューに、女性と子供のことについて、春樹のほうが口が滑ったんじゃないかと書いてあったもんだから、気になったんで読んでみました。

女性については、「誰とでも寝るタイプの子と寝たほうが気が楽」みたいな話が出てきて、わたしは『ノルウェイの森』のワタナベくんを思い出してしまいました。

子供については、「関わり合いのある人間が増えるみたいでイヤ」という話が出てきて、いかにもだなあ~とわたしは思っちゃったなあ~。

要するに、村上春樹の語る自由って、「ほっといてくれ」的な自由で、わたしも共感するところが大きいんだけど、ストレートに語られると、微妙に思う人も多かったりするんだろうなあ~。

それと、ダブル村上で面白かったのは、二人とも親御さんが教師なんですよね~。反動でああいう息子さんたちなのかしら?

いずれにしても、二人の著作に興味のある方は必読ですね。

しかし、絶対再発しないだろうなあ~。

ウォーク・ドント・ラン
村上 龍,村上 春樹
講談社

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