切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

若尾文子と三島由紀夫

2009-11-16 20:15:17 | アメリカの夜(映画日記)
先週の日経の夕刊に若尾文子さんの記事が連載(「こころの玉手箱」)されてましたね。なかでも興味深かったのが、三島由紀夫との思い出の記事。ところで、このふたりが映画で共演してるって、ご存知でしたか?

『からっ風野郎』という映画で、監督は東大で三島由紀夫と同期だった増村保造。

で、三島の役どころは、小学校しか出ていないヤクザ!相手役が若尾さんなんですよね。

撮影中三島は、増村監督から相当ひどく鍛えられたそうで、今回の若尾さんの記事のみならず、様々な伝説があります。

というのも、演技経験もさることながら、三島はあまり運動神経がよくなく、映画冒頭の刑務所のバレーボールのシーンから、最後のエスカレーターのシーンまで失敗の連続だったとか。

(カメラマンの村井博さんも、むかしそんなことを文芸座で話してましたね~。)

で、話を記事に戻すと、撮影後の海外渡航前に三島が若尾さんを食事に誘い、銀の燭台プレゼントしたんだそうな!しかし、なんて気障!やっぱり、洋館に住んでる人のセンスだな~。

というわけで、楽しく読ませてもらった記事でした!

*女優若尾文子氏(3)銀の燭台――三島由紀夫との思い出鮮明に(こころの玉手箱)
2009/ 11/ 11日本経済新聞より

からっ風野郎 [DVD]

角川エンタテインメント

このアイテムの詳細を見る


三島由紀夫の家 普及版
篠山 紀信 篠田 達美
美術出版社

このアイテムの詳細を見る
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一月の歌舞伎座。 | トップ | 立川談春独演会(サンパール... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アメリカの夜(映画日記)」カテゴリの最新記事