
「やまうち」じゃなくて「やまのうち」さんなんですが、なんといっても、あの川島雄三監督に落語「居残り」を教えた人で、その映画化が『幕末太陽伝』になったということは映画史的逸話。また、小津安二郎作品の脚本で有名な野田高悟の娘婿でもいらっしゃる。ご冥福をお祈りいたします。
映画『幕末太陽伝』の脚本は、田中啓一、川島雄三、今村昌平の三人連名になっていますが、田中啓一というのがこの人のこのときの筆名。当時松竹所属だったために、松竹から日活に引き抜かれた川島雄三の脚本を本名で書くことができなかったということなんだとか。
川島組が縁で、初期の今村昌平作品(『盗まれた欲情』、『果てしなき欲望』)や、同じく川島組門下の浦山桐郎の傑作『私が棄てた女』も印象に残りますね~。
で、個人的には、何度も紹介していてなんですが、中平康監督の傑作『学生野郎と娘たち』が忘れ難い。この映画の中原早苗の快活さ、芦川いづみの切なさが忘れられない!
また、月刊シナリオに長らく掲載されていた対談形式の回想が面白くて、個人的には非常にためになりました。この連載の聞き手の渡辺千明さん(藤田敏八監督『十八歳、海へ』の共同脚本執筆者)が養子だったとは今回の訃報で初めて知りました。
ということで、『幕末太陽伝』に関する逸話は、月刊シナリオのバックナンバー『幕末太陽伝』特集号をどうぞ。
映画『幕末太陽伝』の脚本は、田中啓一、川島雄三、今村昌平の三人連名になっていますが、田中啓一というのがこの人のこのときの筆名。当時松竹所属だったために、松竹から日活に引き抜かれた川島雄三の脚本を本名で書くことができなかったということなんだとか。
川島組が縁で、初期の今村昌平作品(『盗まれた欲情』、『果てしなき欲望』)や、同じく川島組門下の浦山桐郎の傑作『私が棄てた女』も印象に残りますね~。
で、個人的には、何度も紹介していてなんですが、中平康監督の傑作『学生野郎と娘たち』が忘れ難い。この映画の中原早苗の快活さ、芦川いづみの切なさが忘れられない!
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ということで、『幕末太陽伝』に関する逸話は、月刊シナリオのバックナンバー『幕末太陽伝』特集号をどうぞ。
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