自転車ドロは「市中引廻し」にすべし！

杉本哲太に何の恨みもないが、わたしが昔から絶対に許せない犯罪は、誰がなんといおうと、「自転車泥棒」だ！

東京暮らしももう長いけれど、今も昔もあんまり豊かには暮らしていないので、駅から５分以内なんていうところに住めたためしがない。一番お金のない暮らしをしていたフリーター時代なんか、駅から２０分以上もかかる上に、前の住人がオウム信者だったという噂のアパートに住んでいて、あんまり駅から遠いので貰ってきた自転車で早朝や深夜のバイトに通ったりしていた。

そんな折、疲れて帰ってきたところが、駅前駐輪場にわたしの自転車がない！隈なく探したけど見つからず、仕方なく近所の交番に行ったんだけど、よくある話とばかり親身にはなってくれず、書類を書いてそれでおしまい。以来、わたしは単なる無駄金としか思えない、自転車の防犯登録（有料）というものを一切やっていない。人の金だけ取っておいて、自転車の戻ってくるあてはなし。おまけに防犯登録として徴収された金の使途はまったくわからずで、免許の書き替えのときなんかに払わされるお金と変わらないんじゃないのと思っているのはわたしだけかな？

じつはこの手のことって二三度あったんだけど、「とどめの一撃」になったのは、完全に濡れ衣の、自転車泥棒の容疑で警察から取調べを受けたこと。詳しく書くといろいろ差し障りもあるので今は書かないけれど、あとになって実は真犯人がわかり、今思い出しても本当に腹が立つ。（もし、不治の病にでもなったらネット上に真実を公開してやろうと企んでるんだけど…。）

杉本哲太にせよ、神奈川県警副署長にせよ、わたしよりいい生活をしているに決まっているけど、そういうことをされて心底困る貧乏人もいるってことをわかってほしいもんだ！といっても、バカに何を言ってもどうせわからないだろうから、やっぱり「市中引き廻し」かな！

それこそ、デシーカの映画「自転車泥棒」から「たけしくん、ハイ！」に至るまで、自転車泥棒の被害者たちはいじましい涙を流してきた。にもかかわらず、どっかの記事では、杉本哲太「さん」だし、神奈川県警副署長の処分がどうなったのかはわからない。せめて、「ネット内引廻し？」ぐらいはして、糾弾するしかないのかな？

しかし、どうでもいいけど、名画「自転車泥棒」のＤＶＤが５００円って、いじましさがいや増してきちゃったなあ～。

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