切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

日本アカデミー賞の話

2008-02-17 23:59:59 | アメリカの夜(映画日記)
日本アカデミー賞で、『東京タワー』が5冠というのが意外だという話だけど、わたしはそんなに意外でもなかったなあ~。個人的には、『それでもボクはやってない』の方ですけどね・・・。

・意外だった!? 『東京タワー』5冠

要するに、東宝の票が複数ノミネートで割れて、松竹票の集まった『東京タワー』が受賞したってだけの話なんですよね?

わたしはこの2作品どちらもいいと思ったんだけど、あえて言うなら『それでもボクはやってない』派かな~。

久々にテクニック、内容とも充実したプロの作品だと思いましたからね~。

だいたい、昔は監督が撮りたい映画を撮るのが当たり前だったけど、最近のテレビ局系の監督なんて、所詮お仕事って感じが漂っちゃって、それにウケてる観客側の問題が大きいんじゃないですか?

そういう意味では、周防監督はたいしたものですよ。後で出た本も面白かったし。

『東京タワー』の方は、松岡錠司監督がわたしは嫌いじゃないので、いい映画だと思いました。

ただ、二度もドラマ化された原作を任された松岡監督に少し同情しますけどね~。

この映画は前半の炭坑の町のオープンセットが大したものでした。阪本順治監督の『この世の外へ クラブ進駐軍』のオープンセットを思い出しましたよ。

まあ、邦画も案外捨てたものじゃあないってことですね。

ただし、アカデミー賞自体は昔から問題大有りですけどねえ~。

だいたい、『デスノート』がワーナー配給だから洋画扱いだなんて論争が起きるくらいですから。

どうせ一般には注目されてないからどうでもいいって言えば、どうでもいいんだけど!

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