切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

厚労省曰く、風邪は根性で治せってさ!

2005-11-14 13:10:12 | 政治少女死なず(反アベ宣言!)
あんまり話題になっていないのが不安なんで警鐘を鳴らす意味で書いておくんだけど、現在進められている医療制度改革の厚生労働省案には「保険免責制度」というのがあって、早い話が、風邪などの軽い病気(?)の患者負担を増やそうというのがその目論見。これって国民の健康を守るべき厚生労働省の取るべき態度なんでしょうか?

>免責制度は、医療機関で診療を受けるたびに一定金額を患者に負担してもらい、残りの費用についてのみ原則、自己負担三割の現行医療保険を適用する仕組み。例えば、免責額を千円とした場合、医療機関で一万円の医療費がかかると、現行制度では三割の三千円が自己負担となる。免責制度が導入されると、免責額の千円に加え、残る九千円の三割にあたる二千七百円と計三千七百円が自己負担となる。

というのが新聞の説明なんだけど、要するに風邪にかかる個人の医療費負担を増やすことで、医療費を抑制しようという腹なんですよね。でも、「風邪は万病の元」なんていうし、「お金がかかるから風邪くらいでは病院に行かないようにしよう」なんて思うようになったら、こじらせて肺炎で死んじゃうひとが続出するんじゃないですか?(特に低所得者層なんか。)

医療費圧縮のためなら、国民の健康なんかどうでもいいって話になりかねない、小泉流「痛みを伴う改革」。マスコミはどうでもいい杉村太蔵と小池百合子のテニスなんか話題にしないで、こういう生活直結の話題を取り上げるべきだと思いますね、まったく。

医療保険に免責制度 一定額、給付から除外 厚労省試案 (産経新聞) - goo ニュース
医療制度改革試案 7兆円圧縮へ 高齢者負担ずしり (産経新聞) - goo ニュース

軽い病気「患者負担を」 公的医療保険に免責制度を検討(朝日新聞)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『下流社会 新たな階層集団の... | トップ | 今日の新宿♪ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治少女死なず(反アベ宣言!)」カテゴリの最新記事