切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

かつての遅刻常習者の弁明。

2007-03-02 23:59:59 | TVピープル
遅刻の多い生徒の名前を廊下に張り出し、「イエローカード」から「地獄へ直行」までの五段階に分類していた教師の話って、朝日新聞の記事かと思ったら、読売新聞の記事だったんですね。ところで、学生時代は学校でも有名な遅刻常習犯だったわたしだけど、「地獄へ直行」に分類されていたら大喜びしたろうな~。というか、そんなことくらいで傷つく連中は、まじめに学校行きなさいって話なんだよね。

わたしなんかは確信犯だったんだけど、ほんとに素晴らしい授業なら時間前に教室に入ったし(予備校なんかにはそういう授業も確かにあった。)、どうでもよければ、無理してまで学校に行く必要ないって思ってた。

フリーター時代以降、社会人なってからは、一応お金をもらっているので、いい加減な理由の遅刻はした事がないけれど、遅刻常習犯の学生だって、遅刻で給料が減ったりする境遇にあれば、案外まじめに早起きしたりするんじゃないかな。(但し、無茶苦茶なマナーのフリーターも結構いるんだけどね。)

つまり、何が言いたいかというと、学生と社会人の遅刻はおんなじではないということ。だから、モチベーションってものについて、教師も考える必要があると思うんだけど、そのこととは別に、「地獄へ直行」ぐらいで実名の掲示を問題にする親のバカバカしいナイーブさのほうがよっぽど問題には思う。川崎の中学生がそんなことで傷つくなんて考えるより、よっぽど図太いもんなんだって思った方が正解なんじゃないかな。

ところで、わたしの学生時代によく話題になったのが、上智大学の話。ウワサでは、上智大学では遅刻学生を教室に入れないために、授業が始まる前に教室に鍵をかけてしまうってことなんだけど、東京都内にそんな大学があるんだあ~って驚いたもの。(外人教師が多いからなんだろうね。)

わたしの通ったある学校なんか、教師が10~30分遅れてくるのが当たり前で、おまけに早く授業が終わっちゃうので、90分の授業が60分くらいだったなんてことも普通だったんだけど、「大学ってそんなでいいの?」っていわれると、わたしには都合がよかったって答えるしかないな…。

そんなわけで、わたしの結論としては、親も新聞記者も、たかが「地獄に直行」ぐらいの言葉に目くじら立てるなって話。それと、「地獄に直行」なんて言葉を検閲するんなら、洋楽なんて聴いてられないし、そんなもの、案外子供なんかは気にしていないに決まっている。このあたりに見られる感覚のずれが、じつはイジメ問題の解決を遠ざけてるんじゃないのって思ってしまうな~。

まあ、取り止めのない話でしたけど。

遅刻多い生徒「地獄へ直行」…中学廊下に名前掲示欄(読売新聞) - goo ニュース
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「39プレゼント応募!」に、... | トップ | 週刊「人間国宝」 38 (... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

TVピープル」カテゴリの最新記事