石原都知事に投票したひとたちへ

呆れるばかりの新銀行東京の実態。だいたいこの人のネーミングセンス自体が凄いんだけど（「大江戸線」、「首都大学東京」など）、このひとに投票した人たちはおおいに反省して欲しいものですね。ほんと、滅茶苦茶な話ですよ。

・新銀行東京　もはや「撤退」するしかない(読売新聞) - goo ニュース

そもそも、石原都知事が「新銀行東京」を始めた背景には、銀行に課した「外形標準課税」をめぐる訴訟で、東京都が敗訴、税金を銀行に返還しなければならなくなった話があるっていわれてますよね。

・都の外形標準課税は無効／銀行側が全面勝訴

「外形標準課税」の失敗の回復を狙ったといわれる、「新銀行東京」にのめりこんだ末の大失敗。

そもそも、銀行業素人が手を出して成功するはずがないんですよ。それで、いまさら４００億の追加出資なんて、一東京都民として憤りを感じます。

それと、ついでだから書いておくけど、ついちょっと前まで反対していた紀尾井町の参院宿舎立替問題（猪瀬直樹とわざわざ視察までやったあの一件！）　も、散々息巻いておいておきながら、最近一転して、賛成に回ったというから、もはや言葉も出ないってところでしょう。

・＜参議員宿舎＞都が一転建設容認へ　国の緑残す案を評価

この背景にもいろいろなことがありそうですが、そんなことより、反対から賛成に回ったなんていうカッコ悪い話がなぜかあまり報道されていないってあたり、石原マジックなのかマスコミマジックなのか？本当に不思議！

東京ＭＸテレビで放送されている都知事の定例会見を見ていると記者たちの頭の悪さに呆れること頻りだし、あんなジジイに言い返されて黙っちゃうような記者たちの”品のよさ”だけは見習いたくないなあってつくづく思いますね。

＜わたしの過去の関連記事＞
・石原都知事に仏語教材。
・相当苦しかった、石原都知事の弁明！

まあ、こんなことを書いていると「オトナになれ」なんていわれるんでしょうが？！

ＰＳ：ところで、言うべきことを言わない方が「オトナ」な社会なんて病んでますよ。山本七平の『空気の研究』なんかを思い出すなあ～。

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3)) 山本 七平 文芸春秋 このアイテムの詳細を見る