切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

キューバ、リブレ

2015-08-21 23:05:09 | 日日雑記
わたしが旅したことのある国で、ベストが断トツでキューバで、その次くらいがギリシアなんですが、両国ともいろいろ話題があって、日本人は誤解してるんじゃないかと。で、とりあえず、キューバをめぐって。

映画『ブエナビスタ・ソシアルクラブ』や、カストロやゲバラといった英雄に惹かれてハバナに行ったのは2008年の夏のことでした。しかし、もう7年ですか・・・。

確かに、お店のガラスケースには何もないし、街の建物はボロボロ。でも、なんだか豊かなんですよ。人が優しくて、人懐っこくて。

貧乏な国だから、観光客にたかる連中もいるんだけど、スペイン語のせいなのか、不思議といやみがない。このあたりが、同じたかりでもインド人のたかりとはえらい違い!この違いはいったい何なんだろうって、わたしの永遠の謎のひとつ?!

で、アメリカとの関係が修復されて、どうなるのかがちょっと心配。物質的には豊かになるんだろうけど、あの豊かさはどうなるのか?物は溢れてもつまんない国になっていくのか?アメリカ追従の日本みたいな国にならないで欲しいなあ~。

あと、キューバとギリシアは、海外でも奇跡的に治安のよい国で、ハバナなんて東京より治安がいいんじゃないでしょうか。それが、欧米資本の流入でどうなるのかがかなり心配。あと、つまんないことかもしれないけど、古いアメ車のタクシーは駆逐されちゃうんでしょうか!古いものを大切に使う国だし、あのタクシーは風情があったんだけど・・・。

というわけで、取りとめがないですが、書いているうちにまた行きたくなってきたなあ~。でも、失望するのはちょっとねえ~。思案中です!

なお、キューバリブレ(「キューバの自由」)っていうのは、ラム酒のコーラ割のことで、(元)反米国家の名称とアメリカを象徴するドリンクを割った飲み物としては、なんだか皮肉なネーミングでしょ。ちなみに、現地人はモヒートが大好きで、「モヒート飲みに行こうよ」って盛んに誘われます。そんなわけで、アメリカとの国交回復が、絶妙なキューバリブレになることを祈ります!

PS:なお、キューバ贔屓のわたしでも、カストロ政権の影の部分である同性愛差別の歴史は知っています。2本の映画、『苺とチョコレート』、『夜になる前に』も観てますから。でも、カストロを追ったドキュメンタリー映画『コマンダンテ』(オリバー・ストーン監督)を観ると、やはり感動してしまうんです。アメリカに頼らないと生きていけないなんて、あろうことかウヨクが言い出すようなどこかの国の臆病さを思うと尚更ね・・・。


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