切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

観るんじゃなかった、TVタックル「サラリーマン大増税時代」。

2005-07-27 05:50:00 | TVピープル
あまり好きな番組ではないので、ほとんど観ていないテレビ朝日の「TVタックル」。それでも、今回は「サラリーマン大増税時代」をテーマにするということで、最近横暴な発言の目立つ政府税調に鉄槌でも食らわせてくれるのかと期待して観たのですが、まったくの時間の無駄!真面目な問題でお茶らけるこの番組に怒りさえ覚えた。

だいたい、出演者は普通のサラリーマンとかけ離れた職歴の持ち主ばかりで切迫感がなかった上に、唯一の元サラリーマン(新聞記者)三宅久之も、経済評論家の佐藤治彦の喋り方が気に入らないという、視聴者をなめきった理由で怒り出す始末。「怒りの矛先が違うだろ」とテレビに突っ込んだのはわたしだけではなかったのでは?

結局、番組で紹介された情報量も、真っ当な大人ならたいてい知っているような、上っ面の情報ばかりで、真面目に「サラリーマン大増税」を語るような番組とはとても思えなかった。

この手の番組にせよ、エコノミストや識者と称する老人学者連中を集めている政府系諮問機関にせよ、問題なのは現実の給与所得者(サラリーマン)が参加していないこと。だから切迫感のない、ろくでもない発言が飛び出すのだと思う。

この番組にしても、「30過ぎまで定職に就いたことがなかった」阿川佐和子、「芸人としては完全に終わっている」ビートたけし、「単に怒鳴ってることだけでもてはやされている老人タレント」三宅久之、「超売れっ子マンガ家」江川達也、「最後までわけがわからなかった」佐藤治彦、「結局は浮世離れした」政治家二人というメンバーなわけで、まともな議論を期待したわたしのほうがバカだったと反省しています。(もっとも、大竹まことって案外まともだとは思うけど。)

唯一、納得がいったのは金子勝氏の「サラリーマン大増税はリフォーム詐欺みたいなもの」という発言。「危険感を煽って金をむしりとってるだけ」ってまったくその通りって感じがしましたね。(なんで、金子勝氏が短いコメントだけの出演で、討論に参加しなかったんだろう?)

というわけで、半端に政治を扱ってるだけの賞味期限の切れたこの番組、もう観ないな、わたしは!!

政府税調 配偶者控除議論 委員の発言波紋 (産経新聞) - goo ニュース
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1 コメント

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お富さん お早う御座います (不老愚 助光)
2005-07-27 08:29:09
お富さん あれは「お笑い番組」ですよ。

出演者は一応真面目な顔をした「専門家?」ですから見る人が勘違いをさせてしまう所に問題が有りますが、それは今のテレビ番組全部に言える事です。

番組の作り手達は「どうせテレビを見てる奴らは大した者じゃないから・・・」って気持ちが見えませんか?
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