わたしは、能って古典芸能の中では一番苦手にしていて、まだまだ勉強中なんですが、能楽師・観世栄夫さんが亡くなったそうだ。ご冥福をお祈りします。能に関することは他の方が書くでしょうから、わたしはちょっとだけこの方と映画の関わりについて、書いてみましょうか。
観世栄夫さんが死去 能のほかオペラも演出(共同通信) - goo ニュース
・観世栄夫(ウィキペディア)
その経歴からして、とてもアクティブな方だったに違いないと思うのだけど、わたしが観世栄夫という名前に気がついたのは、神代辰巳監督の『鍵』という映画がきっかけ。
巨匠・神代監督の日活ロマンポルノ時代の作品で、もちろん谷崎潤一郎原作の多分二度目の映画化(最初は市川崑監督、二代目中村鴈治郎主演でしたね。)だったんだけど、傑作ではないながら、市川崑とは違った神代流の『鍵』になっていて、さすが神代監督って思ったもの。
で、この作品の本当の主役は、妻役の女優ではなく夫の方だから、谷崎との縁があったとはいえ、ロマンポルノの主演に一目で能楽師の家の人とわかる人が出ているってことにちょっと驚いた。で、調べてみると、勅使河原宏や大島渚の映画にも出演歴があったりして、なかなかとっぽい映画監督ばかり選んでいることに、二度ビックリ。
時代がそうだったとはいえ、骨のある人だったんじゃないかって想像しますね。
・観世栄夫フィルモグラフィ
新藤兼人の映画はあまり好きではないので書きませんが、60年代~70年代を駆け抜けた演劇青年的情熱って、素晴らしいなあって思います。
全然関係ないけど、プロレスに参戦した狂言師とは偉い違いだなあ~。
(おまけ)
・和泉元彌って何をやりたいんだろう?
観世栄夫さんが死去 能のほかオペラも演出(共同通信) - goo ニュース
・観世栄夫(ウィキペディア)
その経歴からして、とてもアクティブな方だったに違いないと思うのだけど、わたしが観世栄夫という名前に気がついたのは、神代辰巳監督の『鍵』という映画がきっかけ。
巨匠・神代監督の日活ロマンポルノ時代の作品で、もちろん谷崎潤一郎原作の多分二度目の映画化(最初は市川崑監督、二代目中村鴈治郎主演でしたね。)だったんだけど、傑作ではないながら、市川崑とは違った神代流の『鍵』になっていて、さすが神代監督って思ったもの。
で、この作品の本当の主役は、妻役の女優ではなく夫の方だから、谷崎との縁があったとはいえ、ロマンポルノの主演に一目で能楽師の家の人とわかる人が出ているってことにちょっと驚いた。で、調べてみると、勅使河原宏や大島渚の映画にも出演歴があったりして、なかなかとっぽい映画監督ばかり選んでいることに、二度ビックリ。
時代がそうだったとはいえ、骨のある人だったんじゃないかって想像しますね。
・観世栄夫フィルモグラフィ
新藤兼人の映画はあまり好きではないので書きませんが、60年代~70年代を駆け抜けた演劇青年的情熱って、素晴らしいなあって思います。
全然関係ないけど、プロレスに参戦した狂言師とは偉い違いだなあ~。
(おまけ)
・和泉元彌って何をやりたいんだろう?
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