~というニュースが、するっと報じられていたけど、たぶん記事を書いた人は『欲望という名の電車』の作者がじつに悩み多き人だったということをあまり知らないんじゃないかと思う。バイセクシャルのゲイで、アル中で、ヤク中の天才!彼自らの手によるの自伝の壮絶さは、あの松岡正剛氏をして、「二度と読むことはない」といわせるものだけど、今回映画化になる別の作者の伝記はどう描かれているんだろう。ちょっと気になる!
有名な自伝「回想録」は落ち目の時代にお金目当てで書いたとされるものながら、その赤裸々な記述で、それなりにセンセーショナルな話題を振りまいた一冊。
だいたい、『欲望という名の列車』にしろ、『ガラスの動物園』にせよ、登場人物にクレイジーなところがあるし、生前三島由紀夫との対談で、太宰治へのシンパシーを語り、露骨に三島に嫌がられていた印象も残っていますが、露悪的な部分と非常に繊細な部分の交じり合ったところがこの人の特徴なんじゃないですかね~。
なので、なかなかに過激な映画になるのか、そうでもない中途半端なものに終わるのか。興味ありますね~、誰が演じるのかも含めて。
なお、この人の入門作品としては、ヴィヴィアン・リーが素でやばそうだった映画版『欲望という名の列車』とか、短編集『呪い』の中の表題作「呪い」と「片腕」がおすすめかな~。ま、いろんな意味で重い人だと思うけど・・・。
PS:いつも思い出すんだけど、同じくゲイでアル中でヤク中の天才作家トルーマン・カポーティがインタビューのなかで、「確かに彼はある時期天才だといえた」と言っていたな~と。絶版だけど『カポーティとの対話』という本のなかに出てきます。
有名な自伝「回想録」は落ち目の時代にお金目当てで書いたとされるものながら、その赤裸々な記述で、それなりにセンセーショナルな話題を振りまいた一冊。
だいたい、『欲望という名の列車』にしろ、『ガラスの動物園』にせよ、登場人物にクレイジーなところがあるし、生前三島由紀夫との対談で、太宰治へのシンパシーを語り、露骨に三島に嫌がられていた印象も残っていますが、露悪的な部分と非常に繊細な部分の交じり合ったところがこの人の特徴なんじゃないですかね~。
なので、なかなかに過激な映画になるのか、そうでもない中途半端なものに終わるのか。興味ありますね~、誰が演じるのかも含めて。
なお、この人の入門作品としては、ヴィヴィアン・リーが素でやばそうだった映画版『欲望という名の列車』とか、短編集『呪い』の中の表題作「呪い」と「片腕」がおすすめかな~。ま、いろんな意味で重い人だと思うけど・・・。
PS:いつも思い出すんだけど、同じくゲイでアル中でヤク中の天才作家トルーマン・カポーティがインタビューのなかで、「確かに彼はある時期天才だといえた」と言っていたな~と。絶版だけど『カポーティとの対話』という本のなかに出てきます。
テネシー・ウィリアムズ回想録 | |
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欲望という名の電車 (新潮文庫) | |
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