切られお富!

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残業の抑制に「割増賃金」最低基準を引き上げへ

2006-06-10 23:15:34 | 政治少女死なず(反アベ宣言!)
こういうニュースって注意が必要なんで、残業が抑制されるわけでも、従業員の収入が上がるわけでもない結果に終わってしまうんじゃないかってこと。単純に考えれば、経営者としては、「これからは残業はバイトにやらせろ」ってことになるんじゃないですか?自給850円プラス割増時給の方が全然お徳だって話に!

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「残業の抑制に「割増賃金」最低基準を引き上げへ」

>政府は10日、一定時間以上の残業に対する割増賃金の最低基準を引き上げる方針を固めた。現行の25%を40%程度にすることを検討している。

>賃金の増加が残業の抑制につながり、労働条件の改善となることを狙っている。早ければ、来年の通常国会に労働基準法改正案を提出する考えだ。

>同法は、「1日8時間または週40時間を超えた労働」を残業とし、通常勤務より少なくとも25%割り増しした賃金を支払うよう規定している。しかし、米国では50%の割増賃金を義務づけており、欧米より低い割増率については、「企業が安易に残業を命じる状況を招き、過労死がなくならない原因ともなっている」と見直しを求める声が出ている。
(読売新聞) - 6月10日14時43分更新


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マクドナルドで業界初の組合が出来たように(高校生でも入れるんだってね。)、既に人件費抑制策としてのパートや派遣労働の問題があるわけで、単純に労基法を改正すれば何とかなるっていう政府って、何を考えてるんだろう?

もちろん、割増賃金最低基準の引き上げに反対するわけではないんだけど、過労死対策(?)という点の有用性という意味ではおおいに疑問ですね。(悪い意味で、ワークシェアリングが加速する。)

ところで、フランスのマクドナルドでは組合が争議なんかもやったそうだし、サービス残業やバイト酷使に対抗するには、団結するしかないってことかな。
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