ホリエモン復活？

先日、ホリエモンがブログで復活したと言う記事を書いたんだけど、今度はインタビューに答えたとか・・・。わたしは再評価できないなあ～。というのも、この本を読んだので！

ライブドアの粉飾決算に関する訴訟は今もって続いているわけですが、この問題を企業会計の視点から解説した本があまりなくて・・・、というより、報道自体が結構いい加減なんですよね、決算に関する用語の扱いなんか特に！

で、たまたま某大型書店に平積みになっていたこの本『法廷会計学vs粉飾決算』を立ち読みしていたら、ついつい面白くて買ってしまった。

極めて端折ったかたちで、「ライブドア問題」に関する著者の見解をいうなら、「ひとつひとつの取引は合法だけど、すべてが意図的に行われたとすると違法」というようなことですかね～。

つまり、非常に巧妙だという話と、会計士からみたら穴があるという話。

ＮＨＫでやっていた『監査法人』というドラマがあったけど、ああいう感じで鋭く粉飾決算を考えたい人には、ものすごく刺激的な本です。

しかも、会計に詳しくないわたしでもスラスラ読めたくらいだから、この本の語り口はかなり判りやすい。

というわけで、ホリエモンがいくらインタビューで吼えたところで、わたしは彼を再評価することはないなあ～。

にもかかわらず、大放言しているし、なんかフォロワーみたいな連中も彼のブログにコメントを寄せている。

なんだか、オウム信者の残党みたいな印象すら・・・。

まあ、騙されたと思って、この本をどうぞ！（ちょっと高いけど・・・。）

・沈黙を破ったホリエモン，ITを語る

法廷会計学vs粉飾決算 細野 祐二 日経BP社 このアイテムの詳細を見る