「復讐サイト」事件と実名報道。

すでに指摘している方もいるのだけど、例の「復讐サイト」事件の実名報道のあり方って、じつにご都合主義だなあと思うんですよね。

当初、不倫相手の妻の殺人を依頼したということで、殺人を依頼した女性の実名が報道されていたわけだけど、今度は不倫相手の男性が傷害で逮捕されるやいなや、女性の名前が伏せられて男性の実名を報道。で、この件のネットのニュースに載っている関連ニュースを開いてみると、女性が逮捕された時のニュースは女性の実名が掲載されたままになっている。というわけで、マスコミは機械的に「加害者のみ実名」という杓子定規なルールを守っているだけなんだという事がよくわかる。

わたしはの考えでは、マスコミは、「加害者のみ実名」というルールでやっていますと宣言してから報道するか、事件ごとに事情を考えて罪深い方を実名にする方針でいくか、あるいは市井の事件に関しては全部匿名報道にするなど、態度をハッキリした方がいいと思う。

で、ついでながら事件自体に関していうと、男性は最低だけど、女性も社会性のない人なんだろうなという印象。32歳の男女の起こした事件ですからね。消防署みたいな役所の男女ってこんななの？なんて先入観を持っちゃうな。消防署の方々には申し訳ないけれど。（というか、いっとき仕事がらみで消防署にはよく行ってたんですよね、わたし。）

それと、般若の面の目が光ってる復讐サイト「駆込寺（かけこみでら）」の表紙にも笑ったんだけど、それなりに依頼者がいるっていうのも凄いですよね。そんなことまでネットに頼るかって感じで。復讐したかったら体を鍛えて自分でパンチ！って感じですけどね、わたしなら。

殺人依頼女性に暴行の疑い　交際相手の男逮捕　警視庁