性別騒動の女子ボクサー2人がメダル確定台湾リンが57kg級で準決勝進出
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/ans/sports/ans-447737
土曜日の夜中は、柔道混合団体戦の決勝に熱くなったvorinです。
試合が終わった後、元体操選手の内村さんが
日本の柔道とフランスのJUDOとの対決だった
というような言葉をおっしゃっておりました。
まさにその通りの試合で、
vorinは何度も「今の何?技なの?そんなんあり?」と
高校の時に柔道をやっていたパートナーに確認しながら観ておりました。
惜しくも銀メダルでしたが、本当に素晴らしい戦いでした。
階級下でもここまで互角に戦える日本の選手はすごい。
vorinの中では日本のほうが勝っています。
さて、今回の五輪ではボクシングの女性か男性か問題が勃発しました。
渦中の選手がメダルを取りましたが、
おそらくネット上で相当誹謗中傷が飛び交っていることが想像されます。
このお二人は、女性として生まれ、性自認も女性なので、
男性の体で女性の心を持つトランスジェンダーではありません。
染色体の問題だけです。
過去に女性だと思っていたら男性だった事例があったことから
おそらく染色体で性別を確認するようになったのでしょう。
医療技術の発展と共に、
こういう細かいところまでチェックできるようになったことは
良い面と悪い面があるということでしょうね。
彼女たちの体をみると、たしかに女性特有の丸みや柔らかさがない。
五輪には筋肉隆々の女性選手がたくさんいて、
同じように体重を絞っている人もいますが、
やはりちょっと違う印象を受けます。
ただ、だから彼女たちを排除してよいかどうかと問われると、
じゃあどこまで違ったらダメなのか
という話になると思うんですよね。
人間の体はみんなほぼ同じですが、全く同じではありません。
だからアスリートになれる人とそうでない人がいるし、
筋肉質な人もいればそうでない人もいるし、
様々なわけです。
女性染色体だけを持つ女性であっても、
男性ホルモンが他の女性よりも多い人だっているかもしれません。
昔はそのためにドーピングしていたわけでしょ?
ドーピングは外から体に入れて無理やり強い体を作っているので違反ですが、
自然な状態でそうなっている人もダメなんでしょうか。
たとえば体操の選手で
生まれつき人よりすごく体が柔らかい人がいて
明らかに他の人とは違った柔らかさを持っている人がいたら違反なのでしょうか?
そういう人も医学的に調べ上げたら、なにかしら出てくるかもしれませんが、
そうなったら人と違うから排除となるのでしょうか?
トランスジェンダー女性(男性から女性に体を変えた人)が
女性の試合に出ることはダメですが、
女性として生まれ、女性として生きている人が排除されてはいけません。
染色体異常は障害と同じだからパラリンピックに出たらいいという意見もありますが、
個性と障害の境目って何なんでしょうか。
彼女たちを批判したり、誹謗中傷したりしている人は、
自分が安全な場所にいて、
自分にはそういうことは起きないと思っているのでしょうね。
彼女たちも少し前までは
自分が女性であることを否定されるなんて
想像もできなかったでしょう。
工場製品だって全部同じ品質で作れるわけではありません。
人間の体のように1人1人違って当たり前のものに
一律同じであることを求めるほうがおかしいように思います。
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