お年賀に富士山の水

私が利用しているお茶やさん。

店主のおじさんが話しまめで、はじめて行ったときには、その気さくさに正直引いた・・・
でもでも、何度か行っているうちに、その生き方に惚れてしまった。

ここのおじさん、富士登山が趣味。
１年に何度も登っているという。
実際に、店の中には登山時の写真が飾られていたり、アルバムに収められていたりする。
初めてだか２度目だかに行ったときには、アルバムを見せてもらえた。

御歳７０代前半(若くみても６０代後半だろうな・・・)

なのになのに、年に複数回の富士登山とは驚き。
私には、とうていできない・・・(やろうと思わないし、やったとしても途中でリタイアだろうけれど・・・)

つい先日、ご贈答用にと買い物に行ってきたのだが、店の中におじさんの姿。
中に入ると、おじさんはそのまた奥に姿を隠し、声だけが聞こえてくる。

すると、買い物も済んでいないのに、お茶が出された。(いつものことだけど)
それも金粉入りの。
それを飲む楽しみもあるのだ。
今回は、羊羹も付いてきて、お茶とともに美味しくいただいた。

さて、買い物を済ませると、おじさんが言うのだ。
『富士山の水、よかったら持って行って！』って。
『昨日、戻ってきたんだよ。』って。
昨日って、富士山大荒れじゃなかったんですか？？？
店に入ってすぐのところに、ペットボトルに入れられた富士山の水が置いてあった。
５００mlなんかじゃない。２L入りのペットボトルが１８本。
ってことは、３６Ｌもの水(いや、もしかしたらそれ以上？？？)をえっちらおっちら
背負ってきたのですか！！！
これまたびっくり！！！
悪いような気もしたけれど、ありがたくいただいてきました。



ペットボトルには、手書きで『ふじ山』と書かれていました。
キャップ部分には、富士山と太陽の絵が！
なんでも、常温でも１年間は腐らないとか・・・これまた、びっくりです！

何だかもったいなくて、まだ飲めません。
富士山の水をお料理に使うか、はたまたコーヒーに使うか、じっくり考えてから
使おうと思います。



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