なんという強烈なタイトル!
もう、4年以上も前の「乳がんに罹らないための方法」に寄せられた
「ベストアンサー」のようだが・・・
牛乳がよくないだとか、4足歩行の肉を食べるなだとか・・・
いろいろと言われているけれど、実際はどうなんだろう・・・
私は、一番には『ストレスだったんじゃないか』って思っているけれど。
自分は、もう乳がんに罹ってしまった身だけれど、
もう少し、本書を早く知っていたら、変わっていたかな?
・・・・・ここから・・・・・
乳ガンにかからない方法なんて江戸時代から決まってますよ。
江戸時代の女性はよく知っていました。
『乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか』ジェイン・プラント(著),佐藤章夫(訳)径書房
動物性のタンパク質や脂肪とガンの相関,あるいは牛乳中のエストロジェンとガンの相関については,
これまでも色々と指摘があった.
しかし,総体としての乳製品と乳癌発生の関係,あるいは,牛乳中のIFG-1と乳癌と関係について,
これほどはっきりと明言した例を知らなかった.
化学,生物学があまり得意でない読者でも,
本書の112ページ,153ぺージに示されたグラフとその前後の説明を読めば,
「乳癌のリスクが高い人,乳癌の患者は,牛乳と乳製品の摂取はすぐにやめるべきである」という
考察の背景が,非常にはっきりした状況証拠によるものであることが理解できると思う.
特定の食物と,特定の癌の発生とのあいだで,これほどはっきりとした「正の相関」のある説明を見たのは
初めてである.
筆者のジェイン・プラント(Jane Plant)教授は,1945年生まれ,
地球化学の専門家,その研究功績によって1997年に大英帝国勲章
(CBE: Commander of the British Empire)を受け,
現在,英国インペリアル大学(Imperial College of Science, Technology and Medicine) 教授,
2005年より英国王立医学協会(Royal Society of Medicine)終身会員という科学者である.
プラント博士は,1987年に42歳で最初の乳癌が発見され乳房切除手術をうけ,
その後4度の乳癌再発を経験して,放射線や抗がん剤の治療を受けた.
つまり,筆者自身が乳癌患者であったのだ.
その再発と治療のなかで,乳癌の原因について研究,考察した成果をまとめたものが,本書である.
研究,考察の結果,「乳癌は乳製品の摂取で起こる」という結論に達し,
1993年以降「乳製品を一切避ける」食生活を実践して,
抗がん剤治療でも効果のなかった鎖骨上リンパ節に転移した乳癌も完治し,
以降15年間再発をみていないという.
本書の原書は,2000年に出版され,その後2003年,2007年と改訂され,
これまで,15カ国で,翻訳されているにもかかわらず,日本では,
今回訳書がでるまで,8年間も翻訳されなかった.
日本は科学分野の訳書が出るのは非常に早いので,おそらく,
牛乳や乳製品に関わる企業から訳書の出版に関して
何らかの圧力があったのではないかと疑わざるを得ない.
訳者は,環境保健学が専門の山梨医科大学
(現在は山梨大学と統合して山梨大学医学部)名誉教授の佐藤章夫先生.
生活習慣病を予防する食生活というWebサイトで,
食生活と生活習慣病やガンの関係について活発に情報発信されている.
佐藤先生による「訳注」が非常に親切かつ詳細であり,
本書の学術的な価値を非常に高いものにしていると思う.
(原著をだけでは判らない貴重な情報がこの日本語版にはあちこちに含まれている.)
ご自身や,家族,近親者に,乳癌(あるいは前立腺癌)の方がいる場合には,
必読の書.乳癌の治療に当たっている医師や医療関係者の方にも是非一読をおすすめする.
・・・・・ここまで・・・・・・
アマゾンで見てみたら、約2600円ほどでした。
星5つのレビューが多かったのは意外でした。
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もう、4年以上も前の「乳がんに罹らないための方法」に寄せられた
「ベストアンサー」のようだが・・・
牛乳がよくないだとか、4足歩行の肉を食べるなだとか・・・
いろいろと言われているけれど、実際はどうなんだろう・・・
私は、一番には『ストレスだったんじゃないか』って思っているけれど。
自分は、もう乳がんに罹ってしまった身だけれど、
もう少し、本書を早く知っていたら、変わっていたかな?
・・・・・ここから・・・・・
乳ガンにかからない方法なんて江戸時代から決まってますよ。
江戸時代の女性はよく知っていました。
『乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか』ジェイン・プラント(著),佐藤章夫(訳)径書房
動物性のタンパク質や脂肪とガンの相関,あるいは牛乳中のエストロジェンとガンの相関については,
これまでも色々と指摘があった.
しかし,総体としての乳製品と乳癌発生の関係,あるいは,牛乳中のIFG-1と乳癌と関係について,
これほどはっきりと明言した例を知らなかった.
化学,生物学があまり得意でない読者でも,
本書の112ページ,153ぺージに示されたグラフとその前後の説明を読めば,
「乳癌のリスクが高い人,乳癌の患者は,牛乳と乳製品の摂取はすぐにやめるべきである」という
考察の背景が,非常にはっきりした状況証拠によるものであることが理解できると思う.
特定の食物と,特定の癌の発生とのあいだで,これほどはっきりとした「正の相関」のある説明を見たのは
初めてである.
筆者のジェイン・プラント(Jane Plant)教授は,1945年生まれ,
地球化学の専門家,その研究功績によって1997年に大英帝国勲章
(CBE: Commander of the British Empire)を受け,
現在,英国インペリアル大学(Imperial College of Science, Technology and Medicine) 教授,
2005年より英国王立医学協会(Royal Society of Medicine)終身会員という科学者である.
プラント博士は,1987年に42歳で最初の乳癌が発見され乳房切除手術をうけ,
その後4度の乳癌再発を経験して,放射線や抗がん剤の治療を受けた.
つまり,筆者自身が乳癌患者であったのだ.
その再発と治療のなかで,乳癌の原因について研究,考察した成果をまとめたものが,本書である.
研究,考察の結果,「乳癌は乳製品の摂取で起こる」という結論に達し,
1993年以降「乳製品を一切避ける」食生活を実践して,
抗がん剤治療でも効果のなかった鎖骨上リンパ節に転移した乳癌も完治し,
以降15年間再発をみていないという.
本書の原書は,2000年に出版され,その後2003年,2007年と改訂され,
これまで,15カ国で,翻訳されているにもかかわらず,日本では,
今回訳書がでるまで,8年間も翻訳されなかった.
日本は科学分野の訳書が出るのは非常に早いので,おそらく,
牛乳や乳製品に関わる企業から訳書の出版に関して
何らかの圧力があったのではないかと疑わざるを得ない.
訳者は,環境保健学が専門の山梨医科大学
(現在は山梨大学と統合して山梨大学医学部)名誉教授の佐藤章夫先生.
生活習慣病を予防する食生活というWebサイトで,
食生活と生活習慣病やガンの関係について活発に情報発信されている.
佐藤先生による「訳注」が非常に親切かつ詳細であり,
本書の学術的な価値を非常に高いものにしていると思う.
(原著をだけでは判らない貴重な情報がこの日本語版にはあちこちに含まれている.)
ご自身や,家族,近親者に,乳癌(あるいは前立腺癌)の方がいる場合には,
必読の書.乳癌の治療に当たっている医師や医療関係者の方にも是非一読をおすすめする.
・・・・・ここまで・・・・・・
アマゾンで見てみたら、約2600円ほどでした。
星5つのレビューが多かったのは意外でした。
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私が乳がんになったのは、『ストレス』だと思っています。
ご紹介されている本の作者は、日本人ではないので、そのまま鵜呑みにするのはどうかなぁと感じています。
実際、私が乳がんを罹患した時、牛乳はほぼ飲んでいなくて(年1~2回)、乳製品もちょっぴり摂取(週1回あるかなぁ)の状況だったのですよ。
食生活で気を付けた方がいいかなぁと思うのは、食べ過ぎ&飲み過ぎでしょうか
。
あとは、体重コントロールですね。
乳がんの原因、いろいろといわれていますよね・・・
私の場合は、明らかに複数のストレスだと思っています。
あれがなかったらなぁと思いますが、仕方ない。
給食の牛乳を今週に入ってから残しています・・・
やはり、気になるのかもしれません。
体重コントロール、頑張ります。