我が郷は足日木の垂水のほとり

文化芸術から政治経済まで、貧しくなった日本人の紐帯を再構築したいものです

結城一平  山の魅力は

2009年07月17日 | 冒険

 

  

 

爆弾低気圧は、冬の後半によく見られる、北海道周辺に発達する温帯低気圧で、台風あるいはそれ以上の風雨あるいは風雪を伴う暴風のことです。今回の災害をもたらした、この気象現象も、爆弾低気圧なのでしょうか。

 大雪山系の遭難は3件が報道されており、死者は10人になったとのことです。美瑛(びえい)岳(2052メートル)に登山して、救助を待っていた六人のパーティでは、女性が一人死亡し、残りの五人は無事でした。ところが、同じ大雪山系トムラウシ山(2141メートル)で16日、激しい風雨で、難渋した大勢が下山できませんでした。道警の救助活動の結果、八名が死亡し、他にも単独登山の一人も死亡が確認されました。併せて、拾名の死亡です。 

 七月とも言えば、平地は夏です。気温は30℃を超えて、真夏の気温です。ところが、北海道や、本州の高山ではこの季節にも、山陰には残雪が残り、降る雨も身体を凍てつかせます。降雪は確かに、低温下で起きますが、それよりも身体に負担を掛けるのは、雨です。コケモモの実のなる頃、尾瀬の山に単独登山をした経験があります。山小屋でアルバイトをしていた頃の話で、まだ30前の歳でした。昼過ぎから仕事があったので、早朝登山で、薄暗いうちから登り始めました。途中から、霧になり。そのうち雨になりました。風も出てきましたが、低山の為常緑針葉の木々が風は防いでくれました。けぶる雨の中で見通しは悪く、ヤッケとダウンジャケットの隙間から、雨水が沁みてきます。動いているうちは何ともないのですが、当たりを見回すと、悪意のある神がその辺に潜んでいるようで、身震いが起きます。あそこにも、此処にも、悪意の精霊が何か言いたげで、物言わずに潜んでいます。単独登山故、心はここにあらず、沁みる水は体温を奪い、せん妄が生まれていたのかも知れません。若気の至りで、遂には頂上を極めて下山にかかりました。雨と濃霧が交互に身体をぬらし、動いていても身体は冷えるばかりです。週に一度以上の山行きで身体はよく動きました。一時間半ほどで下山し、バイト先の温泉で身体を温め、何事もなかったかのように、午後からの勤務に就きました。

 あの場合でも、危険はたぶん相当あったのでしょう。ただ、若かった。シーズンには、20回以上は山に入っていた。この地域は訳知りで、何処まで進めば何があるか知っていた。それでも、今になって思えば、なめた山行きだったと思います。今回の遭難の真相は、部外者故解りません。兎に角言えることは、冬でもないのに、爆弾低気圧が発生していたことは、ひまわりの映像から明らかです。北海道の山は知りませんので何とも言えませんが、山には、魔物が潜んでいます。ふつうはそれに合うことはないのでしょう。ごくごくまれに、魅入られるのでしょうか。お亡くなりになった方々は、誠にご不幸の極みで御座います。縁者の方々も心痛いかばかりかと、お察し申し上げます。

 

 アクセスの記録 2009.07.17(金)  283 PV    101 IP        - 位 /  1261709ブログ

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田吾作 ガマの油売り

2009年07月17日 | 政治


中川秀直元幹事長らが、必至になって工作していた両議員総会は、当然の如く木の葉のように舞い踊りながら吹き散らされた。わくらばは掃き寄せられて、「両議員懇話会」となるようだ。ここでお茶ならばお茶、いける口なればおちゃけなど酌み交わしながら、あの時代はヨカッタね等と、懐古ばなしに浸るのダロウ。


本人が知らぬ間に、署名なんぞ提出してはいけませんよ。国賊・やくざの小泉時代ならいざ知らず。空気の読めない、引かれ者が哀れなこと。いい年こいて、与謝野も踊るのか。老骨の病身なれば、批判の鞭は痛かろうと皆々が控えてあらばこそ、世情の沙汰も斟酌忘れて恍惚の域となれり。翁のひとさしふたさしの能書きは、聞くも無残の金貸しの戯言。湯印の女将のなさり様はあまりにも、酷い。蒙古の変で、安まれよ。


抜けば玉散る、氷の刃。切っ先三寸なまくらで、切れる刃、手前の身内のみ。
http://www.asahi.com/politics/update/0717/TKY200907160439.html
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