めだかおばちゃんのぼやき

ただのおばちゃんのぼやき日記。
あーゆっくりカフェでお茶したい。

腹腔鏡手術体験記4

2022-05-21 18:13:12 | 中高年の病気
術後6日目くらいになるとかなり元気!
あんなに食べることが辛かったのが、食事の時間が待ち遠しいくらいになった
そして完食!食べすぎじゃないかと思ってしまうほどパクパク食べれちゃう。

リハビリは相変わらずないので部屋をうろうろする。
足踏みしたり、腿上げしたり。食後は15分くらい動くようにした。

CTを撮って異常なければ退院にしましょう。と言うことになった。
撮影室までもすたすた歩いて行けたし、帰りにはコンビニに寄って水も買いに行けた。
一週間ぶりの外の空気を一瞬味わえた

コンビニにあった2ℓのペットボトルを見て、おおお!となった。
なにせ、私のお腹の中には2ℓの水が入っていたそうなのだ。
術後、様子を見に来てくださる執刀医の先生方が
お腹凹んだでしょ?体軽くなったでしょ?体重が2㎏は減ってるはず!良かったですね。
って口々に言われるわけだ。

麻酔の副作用の気持ち悪さと傷口の痛みから体が自由に動かない私にとっては
どれも余り実感のないことだった。

CTの結果、異状なしとみなされ次の日退院となった。
のんびりゴロゴロダラダラと過ごし、上げ膳据え膳の9日間。もう一週間くらい入院しててもいいなあなんて思いながら
次の日旦那さんの仕事の区切りのいい時にお迎えに来てもらった。

来たときは腹部がぽこんと出ていたジャンパースカートもすっきりと着ることができた。
久しぶりにお化粧なんてして、いざ退院!

外に出ると桜の花が咲いていて感動した。

腹腔鏡手術体験記3

2022-05-18 19:34:44 | 中高年の病気
元気になった今現在。胃も広がって思う存分飲んだり食べたりしてる。
(ダメヤーン!)

昨日は病院へ行く事を進めてくれた友達に話を聞いてほしくて、急に呼び出したのだが
快くお茶の時間を取ってくれたので星乃珈琲でお茶してしゃべり倒してきた。
今日は、入院前に応援のお手紙と病院は空気が乾燥してるから。とリップクリームとチョコレートをプレゼントしてくれたママ友さんと
もう一人
本人が病気治療中なのに入院の相談をしてしまったママ友さん。(手術前、手術後と体験を踏まえてずっと励ましのラインをしてくれてた)
そんな2人と思いがけずお茶する機会ができたので喜び勇んでコメダでお茶してきた。

みんな大人になってできた友達。ありがたい。
昨日、今日、楽しい時間を過ごせたので今日はちょっとテンションが高いかも


で、入院の話の続き。
術後2日目、点滴の針を抜いてもらった。
その後は痛み止めは錠剤となった。点滴も外れたしリハビリとか始まるのかな。と思ってたけれど
特に歩く指導とかはなかった。ので、なるべく自分で歩くしかないのかな?と思い
トイレに行くたび自分の部屋の中を熊の様にうろうろと歩き回った。
まだ傷口は痛いのでゆっくりゆっくり。
吐き気はまだ残っていてベットで体制を変える度にえずいてしまう。
ごはん食べようと上半身起こしてる時がすっごく気持ち悪い。
なので、ご飯が美味しくない。汁物といっしょに白ご飯をお茶椀1/3くらい頑張って食べる。
カレーの時はワァカレーだぁこれなら食べられそうと思ったのに2口目くらいでもういらない。。。。。ってなってしまう。

沢山食べ残しても、看護士さんからは何も言われないから術後4日くらいまでそんな感じだった。
ただ主婦として、せっかく作って頂いたものを残す罪悪感はすごくあった。調理師のみなさんごめんなさい。
ごはんが辛いと半泣きになっていたとき、姉から別件で入院中の病院に来てるよ!とLINEが入った。
私はすがる思いで味海苔買ってきてくださいと返信すると
直ぐに味海苔と振りかけの差し入れが来た。有難う姉。
その後は味海苔でごはんの時間を乗り切った。でも食べる量は増えなかったけど。


痛みは徐々に引いて行ったが動くとやっぱり痛い。
日中はテレビ見て、本読んで(余命10年とか)、iPadで映画見て(蜂蜜と遠雷とか)
うとうとして、ご飯食べて、歯を磨いて、うろうろ歩いて、LINEして、顔洗って、化粧水つけて、コンタクト付けて、コンタクト外して
日々これの繰り返し
術後4日目 体液を出すドレーンが抜けた。
これで体についてるものは全部とれた。痛みもかなり軽減。
その日には早速シャワーを浴びることができた。
術後初めてまじまじと自分の体を見た。2センチちょっとの傷口が3か所。5ミリくらいの傷口が2か所。
ボコッと出てた部分はなくなっていた。
友達に、モデル体型になっちゃうんじゃなーい?と冗談で言われてたのだけど
本がTHE日本人体型なので やっぱり立派な中年日本人体型だった。がっかり


時間薬なのかその後気分が悪いのが収まり、痛みも少なくベットで起き上がるのが苦ではなくなってきた。
するとごはんが食べられる様になってきた。
そんな自分に感動。
元気になってきたことを実感した。

腹腔鏡手術体験記2

2022-05-16 17:48:49 | 中高年の病気
手術翌日、朝六時。採血から始まった。
始まったといっても夜中ちょこちょこ起きてたから夜中の続きって感じ。

8時に術後初めての食事。お腹は全く空いてないのだけど、食べないと元気にならないと思い
お豆腐とサラサラのおかゆを半分食べる。お浸し的な野菜があったけれどそれは食べられなかった。

首と腕くらいしか動かせないので変な体制でスマホチェックをしていたのだけど
やばい!充電がなくなりそう 看護士さんにお願いして充電器を探してもらいスマホを充電する。
その日は次男の高校の合格発表だったのだ。
私立2校の合格はもらっていたのだけど、本命の学校は9時からネットで発表となっていた。
慌てる私。首を違えそうなへんな体制で高校のHPを開く。ああっ繋がらない
めちゃめちゃ焦ってると、旦那さんから「合格したよ!」と連絡が入った。

ああーよかったーー。

一人でひっそりと喜びを噛みしめる。

1人喜びに浸ってると、私の部屋の大移動が始まった。
ベットとテレビ台とロッカーと私の荷物をスタッフの皆さんでお引越ししてもらう。
しばらくして尿のドレーンも抜いてくれた。
ふぅー。部屋に戻ったわぁ。と一息ついていると
じゃあ、体重測りますね。体重計乗って下さーい。って体重計が運ばれてきた。
えー!!うそでしょう!?私起き上がって立つの?!
スタッフの方は容赦がない。体を起こそうとするとお腹のあちこちが痛い。
イタタタ イタタタと言いながらゆっくりゆっくり上半身を起こし、ゆっくりゆっくりベットから足を降ろし
ヒーーーーーっと心で悲鳴を上げながらお腹に力を入れて立ち上がり体重計に乗った。

スニーカーを履いていたからか、体重が増えていたなんで?!
そして、またイテテテイテテテと言いながらゆっくりゆっくりベッドに横たわる

もう、息が上がってぐったり
しばらくすると、レントゲン撮りまーす。って車いすがやってきた。
ま、マジですかと、また痛い体を起こし車いすに移動。
車いすから、レントゲン室のベッドに移りまた車いすに戻り、病室のベットに戻ってきたときには
もう辛くて辛くて。なんでこんなひどい仕打ちをするんじゃーと静かに心の中で怒る。

なるべく歩きましょうね。って事でトイレにも頑張って行く。
私はトイレ付きの部屋だからそんなに歩かなくてもいいのだけど
体を起こす時と横たえるときがめちゃめちゃ痛い。
そして、うっすらと吐き気が続く。

食事の時間も上半身を起こしていることも辛く気分が悪くご飯が美味しく感じない。
おかゆを1/3程食べてギブアップ。

後はひたすら横になって時が過ぎるのを待った。

腹腔鏡手術体験記1

2022-05-12 10:58:10 | 中高年の病気
3月半ば。肝臓を覆う肥大化した水の袋を切除するために入院した。
病院には旦那さんが付き添ってくれた
朝九時前に入院手続きをしたのだがすぐ病室に入れず、外科の受付をして採血、PCR検査、CT検査と一連の検査をし
三時間ほどしてやっと担当医の先生からの説明を受けお昼過ぎに病室に入ることができた。
今回トイレ付きの個室をお願いしたので、病室につくとやっと落ち着くことができた旦那さん。
私が入院した総合病院は移転したばかりのとっても綺麗な病院。移転前はちょっと暗い感じだったけど
新しい病院は真っ白くて、おしゃれで機能的。ちょっと気分もなのだ。


入れ代わり立ち代わり、入院の説明や手術の説明の看護師さんを始め薬剤師さん執刀医や手術担当のイケメン看護師の方々がやってきて皆さん私の為に有難う状態だった。
早速お昼ごはんも出てきた。
ホテルで過ごしてる気分の私はあったかいロールパンと暖かいカフェオレとおかずは何だっだかな?忘れちゃったけど
Cafe的なランチをウキウキで頂いた。

その後、旦那さんと麻酔科の先生のお話を伺った。とにかく麻酔の副作用の吐き気が嫌なんです!と主張したら、
通常でも吐き気が来ないような処置をしますが今回さらに吐き気止めを増やしましょう。と言ってくださった
そのまま旦那さんは帰っていき
私も病院でレンタルしたパジャマを着て晴れて入院患者?となった。

メスを入れるまでは元気なのでちょっと退屈。でも明日は朝から手術が控えてるので何度も手術までの流れを読んで
荷物の準備と心の準備。

晩御飯の時と、それから夜の間にアクエリアス的な飲み物を4本飲む。
寝る前に下剤を飲む。
LINEで手術を何度も受けてるママ友が励ましてくれた。ありがたい。ちょっと気分もほぐれる
10時の消灯後、眠れない。12時過ぎても眠れない
睡眠導入剤を出してもらう。ウトウトするが、眠れない。

やっと朝になり、友達からは応援メッセージ。
朝食は抜きなので、することもないし、看護師さんからお声かかる前に
手術着に着替え、着圧ストッキングをはき、のんびり朝ドラを見ながらお声がかかるのを待つ。
しばらくすると、男性の看護師さんがやってきて
手術中は寒いらしく布団乾燥機の様なものを体にふわっとかけてくれて体を温めてくれた。
手の甲には麻酔のテープを張られた。手術中はそこから針を刺し麻酔の点滴が入る。
旦那さんがやってきて手術前の面会。旦那さんはちょっと心配そう。私はニコニコして
じゃーねって手を振って分かれた。

手術室まで看護師さんとテクテク歩いて行く。真っ白な廊下は迷路のようでちょっと映画チック。
手術室につくと、名前と生年月日の確認をして
せっまいベットに横たわる。と直ぐにおでこに何か張られた ちょっとチクっとしますよーと点滴の針が刺され
麻酔入れますよーって言われて あっという間に意識がなくなった。

何か声がして目を覚ますと。
〇〇さん。終わりましたよー。と言われ下に惹かれてたバスタオルをよいしょと抱えられてベットへ移動
その後意識無し。
また目を覚ましたら旦那さんがやってきた。わたしはナースステーションの隣の部屋へ移動したらしい。
旦那さんが 結構大変だったみたい。と私のお腹の中がどういう状況だったか話してくれた。
私はぼーーーーっとしてたけど、手術に何時間かかったのか聞いたりして
5分くらい話した。私の声はガラガラだった。
足にはフットポンプ。導尿のドレーン。おへその横らへんから体液を出すためのドレーン。手の甲からは点滴の針。
の身動き取れないthe術後って感じだった。
旦那さんが帰った後、またウトウトしてたら看護士さんが検温、血圧、ドレーンを刺してるお腹の状態をチェックしに来てくれた。
それが2時間おき。 ウトウトしてはバイタルチェック。の繰り返し。
手術担当だったイケメン看護師さん、執刀医、いろんな方が様子を見に来てくれる。
麻酔の先生は、吐き気どう?って心配してくれて全くありません!って言ったらガッツボーズしてた
点滴からは痛み止めが定期的に入るので、傷口はそこまで痛くない。
夜には、私の持参したお水を冷蔵庫から出してくれて飲ませてもらった。ベットを少しだけあげてもらったけどちょっと苦しい。

まだ、麻酔が残ってるようで夜中も結構眠っていたが、ムカムカし始めて吐きそうな程ではないが地味にしんどい。
バイタルチェックの時にムカムカします。って言ったら点滴に吐き気止めを入れてくれた。

そんなこんなで、怒涛の24時間が過ぎようとしていた。 続く。