いつだったか、美瑛の「四季彩の丘」に行った時、一面のリアトリス畑を見たことがあった。
四季彩の丘ではいつも様々な花々を見ているが、リアトリスは初めてだった。
直線的なフォルムのためか、あまり派手な花ではないが、やはりたくさん並んでいると壮観だった。
穂のようになっている花は一般的には下から上に向かって開いていくのだが、リアトリスは、逆に上から下に開花していく、珍しい花のつき方をする。
[花は上から下に向かって咲く]
北アメリカ原産のキク科の花。
和名が麒麟菊、菊と言う名が入っているのはキク科だからと思うけど、姿、形から菊とは想像できなく、ちょっと無理やり付けた感もある。
花の咲き方で2種類に分かれ、長い穂状に咲く槍咲き型と、かたまって咲く玉咲き型があり、切り花は仏花や生け花の稽古用の花としてよく使われている。
学名:Liatris
英名:Gayfeather
別名:麒麟菊、百合薊(ゆりあざみ)
科名・属名:キク科 リアトリス属
- 原産地:北アメリカ
珍しい白花も見つけた。
下の方が咲くころには上の方は枯れてしまっているようで、茶色に変色していた。
穂状の花はどの花でも全部が開くのを見るのは本当に難しい。