今日の散歩中に見つけた花---マツバボタン
今日見つけたマツバボタンは大輪のものだった。
花の大きさが6cm~7cmもあった。
近年、園芸品店ではこのように大輪のマツバボタンがよく売れているらしい。
これって3倍体のもの?
最近では、植物に限って、染色体数の異なるものを交雑して新しい品種を作ることがあるとか。
染色体が基本の4倍ある植物と2倍の植物を交雑して3倍のものを生み出す。
こうしてできたものを3倍体の植物と言うらしい。
一般的に3倍体になると大きくなり、生育も盛んになる。
ただ、それでできたものは種ができないので、増やすのには挿し芽や挿し木などで増やすしかないようだ。
種なしスイカなどがその例だとか。
もちろん人為的でなく突然変異で3倍体になる場合もあるという。
学名:Portulaca glandiflora
英名:Rose moss
別名:爪切草、日照草
科名・属名:スベリヒユ科 スベリヒユ属
原産地:ブラジル・アルゼンチン
花をアップしてみた。
黄色い葯の雄しべは多数あって、中央左側に雄しべより長く、イソギンチャクのように先端が分かれている雌しべが1本ある。
面白いことに、雄しべを軽く触ってみると、モゾモゾと雌しべの方向に一斉に動き出す。
きっと、これは虫が来たと勘違いしているのに違いない。
受粉のために花粉を虫の足や体に付きやすくするように動き出すのかもしれない。
花も子孫を残すためにそれなりに頑張っているんだなぁ、と思う。
でも、3倍体のものだとしたら、種はできないということだったので、無駄な努力になってしまうのに・・・