「カンナ」は昔から夏になると良く見ていた花。
子どもの頃、「カンナ」のことを「ダントク(檀特)」と教わったような気がする。
だから檀特はカンナの和名なのだとずっと思っていた。
その言葉を思い出したので、調べてみた。
檀特はカンナ科の多年草、日本に入ってきたのは江戸時代。
原産地のインドから渡来して、「ダントク(檀特)」という名前はインドのガンダーラ地方にある「壇特山」と言う山に生えていたからだとか。
でも、当時入ってきた檀特はすでに見られなくなり、今では鹿児島県などの暖地に多少残っているとのことだった。
「檀特」について、花の様子の詳細があった。
元々カンナ科なので、全体の姿はよく似ているが、1本の茎に付いている花の量は少なく、地味に見え、花弁が細くシャープでキスゲやキツネノカミソリのようなもの、となっていた(画像がないので、検索してネ)
更に、今見られる「カンナ」は、明治時代の渡来で原産地が熱帯アメリカだとのこと。
そう、檀特とカンナは全く別物で、檀特を原種としてカンナが作り出されたということだった。
結局、昔からずっと見ていたものは「檀特」ではなく、「カンナ」で良かったのだ。
学名: Canna
英名 : Canna lily
科名・属名:カンナ科 カンナ属
原産地 : 熱帯アメリカ
------- ここから追記 ------
[ダントク(檀特)]
見つけました。
花がシャープでキツネノカミソリのよう。
多分、これがダントクだと思う。