お盆になると必ず名前が出てくるミソハギ。
「ミソハギ」とは、お墓やご仏壇に供える花。
ミソハギは漢字で「禊萩(ミソギハギ)」と書き、別名は盆花、または精霊花。
どうしてこの花がお盆に使われるようになったのか?
それは、この花が咲く時期が旧暦のお盆の頃で、水を注いで厄を払う「禊(みそぎ)」に使用される萩の花に似ていることから、「禊ぎ萩(みそぎはぎ)」からミソハギとなったらしい。
花は全く萩には似ていないけど・・・
それぞれの地方によってお盆の風習は様々だけど、水に浸したミソハギをお盆に作る精霊棚に置き、その花でお供物に水をかけたりする地方もある。
これはミソハギが喉の渇きを抑える作用があるらしく、亡者の渇きを癒すためだとか。
「みそ萩や 水につければ 風の吹く」 一茶
学名:Lythrum anceps
英名:Loosestrife
科名・属名:ミソハギ科 ミソハギ属
原産地:日本