2022年に入った1月、家庭内感染で家族4人のうち3人がオミクロン株に感染しました。
後で振り返るかもしれないので、記憶があるうちに詳しく書き残しておきます。長くなりますので、病気関連の話題が苦手な方、興味のない方はスルーして通り過ぎてください。
1/18(火) 娘が昨夜から発熱してせきも出てるとのこと。都内ではオミクロン株による感染者が5000人を超えて急増した時です。これは感染したかもしれないと、自主的に仕事は休みました。私の勤務先は公的機関だったので、職場からは速やかにPCR検査を受けて検査結果を報告するよう指示を受けました。
川口市のホームページに掲載の相談センターに電話をしたら、下記の県のサイト、ピンクの入り口から発熱外来を検索して受診してくださいと案内されました。
自宅のすぐ近くに、かかりつけでなくても誰でも検査していただける医院があったので、電話して1/20(木)の午後に予約をとりました。娘は2階の自室からトイレ以外は出ず、食事は部屋のドアの前に置いてましたが1/19(水)の夕方に私自身も発熱しました。
電話でお願いしたら娘と一緒に検査していただけるというので2人そろってPCR検査を受け、翌1/21(金)に2人そろって陽性との結果連絡をいただきました。1/17(月)は娘と普通に会話をしていましたし、同じリビングで食事をしてました。家の中なのでもちろんマスクはしていません。たぶん17日には感染していたのかな・・・と思います。
保健所から最初の連絡が来たのは、1/22(土)のなんと23時を過ぎてからでした。感染者数が急増して時間が取れないとのこと、必ずあらためて聞き取り調査をするので今日は24時間対応の緊急連絡先を伝えるだけとさせてくださいと言われました。都内では感染者数が1万人を超え、埼玉県も急増していた日です。保健所から言われた通りに連絡を待ちました。
私自身は発熱した1/19(水)の夜から、2階にある次男の部屋が空いていたので(次男は京都の支店から都内の本店へ戻りましたが、会社の近くに部屋を借りています)布団や必要なグッズを持ち込んで籠りました。
症状は1/20(木)の深夜に38.1度になったのが最高で1/19~21日は37度台。1/22(土)からは平熱で咳は全く出ず、のどの痛みや息苦しさもなく、ただただ怠いだけでした。終わってみればインフルエンザよりもずっと軽くてただの風邪のようでしたが、糖尿・高血圧・肥満と3拍子そろっているので、いつ重症化するのか、重症化したら息苦しくて陸で溺れているようだという話も聞いていたので、どれだけ苦しいんだろう・・・と怖くてびくびくしていました。真っ暗なお化け屋敷の中を何が出てくるのか・・・と恐怖におびえながら1歩1歩足を進めているような心境でした。
また、職場で次年度継続のための応募・面接が1/25(火)でした。1/17(月)は出勤してパート仲間の皆さんと一緒に昼食をとっていました。感染してしまった私は仕方ないですが、、もし濃厚接触者と認定されたら皆さんそろって自宅待機、継続応募が出来なくなってしまいます。そんな事になったら申し訳なくて心が痛みました。また、同じフロアに妊娠中の職員さんがいらっしゃいました。彼女とは直接関わっていませんでしたし、マスクを外しての接触はありませんでしたがもし万が一彼女とお腹の赤ちゃんに何かあったら・・・とそれも気になってメンタル面でかなり負担を感じていました。
その後保健所から聞き取り調査があったのは1/24(月)の夜。発症の2日前から濃厚接触の可能性があるけれど、仕事中はマスク着用、昼食時も食事中は黙食でマスクを外していたのは短時間、症状が出てからは出勤していないということで職場への濃厚接触調査はありませんでした。
糖尿・高血圧・肥満のため、保健所からは宿泊療養を強く勧められました。ですが、聞き取り調査があった時点で発症6日目、私自身は既に症状も無く1/22(土)から主人に症状が出ていたので宿泊療養は断りました。
主人は脳梗塞の後遺症で嚥下・咀嚼障害があり(障害手帳3級所持) 痰がひどく絡んで肺へ誤飲してしまうと命に関わります。なので主人だけは感染してほしくなかったのですが、なってしまったら仕方ありません。痰を誤飲して呼吸困難になったら自分で救急車を呼ぶことも出来ませんから、私は主人の傍を離れられないと伝えると、宿泊療養先には医療スタッフがスタンバイしているから主人の陽性が確定したら私と主人、2人で宿泊療養にしましょうということになりました。
同居の家族は濃厚接触者とのことで、主人と長男に電話連絡が来たのが1/25(火)。その時点で一番早くて1/27(木)の夕方に保健所指定の市立医療センターでドライブスルーのPCR検査が出来るということでお願いしました。
検査の結果、1/28(金)に主人は陽性、長男は陰性でした。1/29(土)に主人に保健所から連絡がきましたが、私は既に解除日、主人も発症8日目であと2日で解除でしたので、結局2人とも自宅療養で終わりました。
保健所の聞き取り調査で宿泊療養と決まったら宿泊先の部屋には体温計とパルスオキシメーターが用意されていて3食が無料で支給、自宅療養となったらパルスオキシメーターが配送されて配食サービスが届くとのことでしたが、結局3人とも配食サービスは届きませんでした。パルスオキシメーターは郵送ではなく保健所の職員さんが自宅の玄関先まで持参してくれました。電話がかかってきて、「御自宅の前にいます。受取を確認するので玄関先までお願いします。」と言われました。この配布作業だけでもけっこうな負担でしょうね。。。
パルスオキシメーターは1世帯ごとに1つの貸し出しでした。感染した3人がそれぞれ別の部屋に籠っていたので3人での共用は無理があり、自費で1つ購入しました。安価なものもありましたが、正確に計測出来て信頼出来る品が欲しかったので、自治体採用モデルを選びました。
証 赤色LED画面 血中酸素濃度 spo2 医療用 家庭用 クリップ式 看護 介護 国内検査済 電池付き ストラップ付き 【自治体採用モデル】dretec(ドリテック) パルスオキシメーター 医療機器認証取得 一年保ブルー
他に感染期間に購入したのはベンザブロック。主人に咳や痰の症状が出るのが何より心配でした。症状が出たら何もしないでいるより、とりあえず服用を・・・と考えてAmazonで注文しました。結局開封せずに終わりましたが、使う必要がなくて本当に良かったです。
食品はネットスーパーを利用しました。ある程度まとめないと配送料がかかるので、2日に一度5000円分ほどを頼みました。楽天会員のID とパスワードで注文出来てポイントもつくので、使ったのは楽天西友ネットスーパーです。赤羽からの配達でしたが、届く時間は正確でしたし食品の他に使い捨て手袋や消毒用アルコール、除菌シートも一緒に頼めたので助かりました。2階の次男の部屋から出る時、最初はドアノブからスタートして触れたところをその都度除菌シートで拭いていましたが、家事をしようとすると追いつかないので、部屋を出るごとに手指を消毒した上に使い捨て手袋を着用しました。洗濯、調理など、その都度ごとに使い捨て手袋のお世話になりました。
2021年の4月に濃厚接触者になって2週間自宅待機をした時は保健所から毎日健康観察の電話連絡がありました。
今回は陽性の感染者になってしまいましたが、1/24(月)の聞き取り調査で自宅療養と決まってからはスマホにアプリを登録、毎朝8時に市から健康状態確認のメールが届いて、それに報告するという形で日々の電話連絡はありませんでした。
自宅療養10日目、最後の日に届いたのが下記です。
終わってしまえば主人と私は軽症、39度台の熱が続いて咳もなかなかおさまらなかった娘が重い症状でした。
主人も私もリスクがあるので、軽くすんだのは2回のワクチン接種のおかげかな、とも思います。
重症化を防ぐためのお薬も使われているようですが、発症から5日以内でないと効果が無いとのこと、今回のように保健所からの聞き取りが発症してから6日目(私)、8日目(主人)では全く役に立ちませんね。重症化するのでは・・・と不安を抱えながらただただ保健所からの連絡を待っていた時間が辛かったです。
最後に共済金と保険金について。新型コロナウィルス感染症は自宅療養でも入院と同等の扱いで入院共済金・保険金の支払い対象になります。娘と私が加入している県民共済とコープ共済は入院1日目から請求できるので陽性と診断された日から解除日までの日数分をいただきました。が、主人が若い頃から加入している日本生命は病気入院の場合の支払いは入院5日目から。主人の陽性が確定されたのが1/28(金)で解除日が2/1(火)でしたから、私や娘と同じ10日間の自宅療養でしたのにいただけた保険金は1日分のみでした。「入院1日目から」って大切なポイントとあらためて実感。県民共済・コープ共済ともに毎月の保険料はお手頃で割戻金もあり、今回の請求から振込の対応もとても迅速でした。加入を検討されている方がいらっしゃればおススメします。