Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

「いとをかし」という言葉がピッタリな映画『日日是好日』

2018年10月22日 23時31分24秒 | 映画


樹木希林が出ているということで見てきた映画。
(ちなみにまだ遺作ではありません)
面白い面白くないというより、風流だなと。
いとをかし。
千利休感ハンパない。
お茶だけに。
うん、すごく表面的なこと言った。

役者は演技を通じて、
普段できないようなことを体験できるのが、
たまにいいなと思うときもあるけど、
茶道はかなりめん、、、
覚えることが多くて慣れるまでがしんどそうだなと、
奮闘している黒木華や多部未華子を見て思った。

でも「考えるより感じろ」的なところが
格闘漫画に通ずるところがあって、
個人的には好き(笑)

この映画はお茶だけではなく、
黒木華の25年間の人生も追っているのだけど、
あのごくありふれた、そこらへんにあるような人生を、
しっかりドラマにできているのは、
本当にどうやっているのだろうと、
こういう邦画を見るたびに思う。

あとは樹木希林の1993年のときと2018年のときの演じ分けに感動したわ。
何気ないセリフなんだけど、2018年のヨボヨボ感に驚く。

「人生にはすぐわかるものと、時間をかけないとわからないものがある」
というセリフが印象的だった。

"行動あるのみ"を明確に示した『マイ・プレシャス・リスト』

2018年10月22日 23時27分43秒 | 映画


松竹のこういう系の映画、好き。
『マイ・インターン』のプロデューサーの作品だけど、女性の方が刺さりやすいかな。

原題は主人公の名前“Carrie Pilby”なので、
邦題とかなり違う。
海外の映画はたまに主人公の名前をタイトルにするけど、
邦画では過去の偉人でもない限り、使われないね。

お話としては、IQ185あって飛び級でハーバードを卒業したものの、
偏屈で引きこもりがちなヒロインが、
セラピストの先生から「幸せになれるリスト」をもらって、
渋々実行していくうちに世界が広がっていくというもの。

自分以外はバカに見えて、
人の言うことはすぐに否定するがゆえに、
友達も恋人も仕事もなく、
リストをもらったときも「こんなん意味ある?」
って言いまくってたのに、
なんだかんだで「実行する」ところがポイントだと思う。
実際やらない人多いだろうし(笑)

金魚を飼い、チェリーソーダを飲み、
出会い系で知らない人と出会い、
いろいろ経験していくことで、
心に余裕ができていく過程は面白い。
まあ何にせよ「とりあえずやってみる」ことは大事だなと思った。

とはいえ、昔、俺自身がまったくいろいろやる気が出ないときに
「これはもしやうつ病では?!」と思ってメンタルクリニックに行ったら、
まったく問題なかった上に、
先生から「人は本当に困らないと行動しませんから」と言われたけど、
そういう意味ではヒロインはある程度の危機感はあったのかもしれない。
あとは19歳という若さもあるかな。
若いときの方が行動しやすいというのはよくわかる。

ヒロインといい感じになるウィリアム・モーズリーっていう俳優が、
あの『ナルニア国物語』の長男役の人だと知ってびっくり。
成長しすぎててわかんなかった(笑)

でも個人的に一番驚いたのが、マンハッタンの街。
やったことある人じゃないとわからないと思うけど、
プレステ4の『スパイダーマン』の街まんまで。
「あそこ、この前飛び越えた!」って感動したわ。
普通はゲームを見て「おお、リアルに再現されてる!」って感じるのだろうけど、
リアルにマンハッタンに行ったことがない身としては、
ゲームと同じ街がちゃんとあって、
ゲームの世界が現実になってる気がして興奮した。

ちなみに、新宿ピカデリーには一般の人が書いた
「マイ・プレシャス・リスト」が貼られてて面白い。
ほとんど七夕の短冊のようだ(笑)

「まあ、そうだよね」っていう感想にしかならない『億男 MILLION DOLLAR MAN』

2018年10月22日 23時25分02秒 | 映画


3,000万円の借金を抱えた佐藤健が宝くじで3億円当てたら、
親友の高橋一生と共にお金が消えてしまい、
「お金とは」について考えながら後を追う話。

お金があれば何でも買えるけど、
買えないものもあるよねっていうオーソドックスな結論に落ち着いた(笑)

「メルカリ」を彷彿とさせるフリマアプリの成功と売却のくだりや、
お金を手にした男の西麻布界隈での振る舞いがリアルで、
インタビュー重ねたんだろうなと思った(笑)
エンド・クレジットの取材協力で知った名前があったようななかったような(笑)

川村元気のプロデュースする作品は好きだけど、
彼が原作も書いた作品は、
個人的にはあんまりハマらないな~(原作は読んでないけどw)

こういう映画は若い子の方が刺さりやすそう。
年取っていろんな作品を見てると既視感が多くなるから(笑)