高地性のモリトンボの♂個体は低地性の「キバネ型」と異なり、多くが透明翅になることが知られていますが、かつての多産地である大雪山系の生息地では
ウチダザリガニの捕食圧によりほぼ全滅状態にあると聞いています。知床周辺でもこの「透明翅型」は記録されていますが、現在の状況は不明となっています。
低地性のキバネ型は道東を中心に、道内では比較的普通に見られるトンボですが、透明翅型個体はもやは幻となりつつあるのかもしれません。
キバネ型♀産卵(大雪山系)
透明翅型♂(大雪山系)
透明翅型♂(大雪山系)上と別個体
キバネ型と透明翅型との中間的な♂個体(大雪山系)
この生息地ではキバネ型、その中間型、透明翅型が連続的に見られ個体数も多く、またタカネトンボも多産し、モリトンボとタカネトンボの種間雑種も記録
されていましたが、近年はほぼ絶滅状態となっています。
ウチダザリガニの捕食圧によりほぼ全滅状態にあると聞いています。知床周辺でもこの「透明翅型」は記録されていますが、現在の状況は不明となっています。
低地性のキバネ型は道東を中心に、道内では比較的普通に見られるトンボですが、透明翅型個体はもやは幻となりつつあるのかもしれません。
キバネ型♀産卵(大雪山系)
透明翅型♂(大雪山系)
透明翅型♂(大雪山系)上と別個体
キバネ型と透明翅型との中間的な♂個体(大雪山系)
この生息地ではキバネ型、その中間型、透明翅型が連続的に見られ個体数も多く、またタカネトンボも多産し、モリトンボとタカネトンボの種間雑種も記録
されていましたが、近年はほぼ絶滅状態となっています。
確かに「ウチダザリガニだけ」の影響なのかは不明ですね。
しかし、かつて当地で幼虫採集を何度か行いましたが、幼虫の潜んでいそうな場所はほぼウチダザリガ
ニのちびっ子達で埋め尽くされており、幼虫を得るのに非常に苦労した経験があります。
いずれにしても、多産地とされた場所からトンボの姿が消えてしまうのは悲しい限りです。