カオジロトンボもまだぽつぽつ程度。意外と警戒心の強いトンボなので、個体数の少ない今時期は撮影に苦労します。本種の発生のピークもまだ先ですね。♀個体や産卵は見られませんでした。
♂に追いかけ回されて雑草地に逃げ込んできた♀。もっと接近したかったのですが、あっという間に飛び去ってしまいました。カラカネトンボはまだ個体数が少なく、これから日に日に増えていくことでしょう。
こちらは正常な斑紋の持ち主。エゾトトンボは水面上よりも岸際の雑草地を飛んで♀を探すことが多いので、意外と撮影しずらいです。しかも、あまり止まってくれません。
エゾイトトンボの成熟成虫も多数見ることができました。とにかく多いです。更に羽化してくる新成虫ももの凄い数！この♂個体は斑紋変異型。通常、第二腹節背面の黒斑は「キノコ型」～「スペード型」をしているのですが、この個体はその黒斑がほとんど潰れてしまっています。
こちらは別個体。昨年の同じ日は多数の未熟個体が乱舞し、写真も撮り放題だったのですが、今年は残念ながら２、３日ずれてしまったようです。やはり都合よく羽化はしてくれませんね。
個体数はまだ少ないながら、なんとか未熟♀の静止個体を見つけることができました。来週末には♂も♀も成熟個体が現れ始めると思います。
おそらく水面から飛び立つカゲロウ類などを狙っているのでしょう。水面上を高速で飛翔し、獲物とおぼしき小昆虫類が飛び立つと、瞬間的にホバッて様子を窺う行動が多々見られました。しかしホバリングをするのはほんの１～２秒ほど、置きピンでなんとか対応を試みましたが、撮影できたのはピンボケ写真ばかりでした。まだまだ修行が足りませんね。(笑)
旭川市内に見るムカシトンボの典型的な生息環境です。先週は見つけられなかった羽化殻を５つ見つけました。全て木の幹にセミのように残っていました。ここで待っていると、次々に未熟個体が摂食に現れます。
昨日、今日と旭川市内は朝から良く晴れて、気温も夏並みに上がりました。早速ムカシトンボの様子を見に行ってみたのですが、まだ個体数が少なくイマイチ成果が上がりませんでした。写真は木の枝に擬態する未熟成虫です。何処にいるか分かりますね？実は２頭映っています。後でＰＣ画面で改めて見てみると、もう１頭静止していることが分かりました。
