花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

飛砂風中轉

2014年03月13日 | 映画
《 飛砂風中轉/Once A Gangster 》 (邦題《 ジ・エレクション/仁義なき黒社会 》)



~あらすじ~

黒社会組織に入ってから20年、フォーナン(陳小春 ジョーダン・チャン)は
レストラン経営をしながら組織で力をつけていた
次期会長選挙を控え、会長フォーソイ(方中信 アレックス・フォン)は
フォーナンを推薦。しかし、フォーナンは安定した生活を手放すつもりはない
一方、20年の刑期を終えたイン・チーマン(鄭伊健 イーキン・チェン)も
会長候補に挙げられていたが、大学に進学したいと言いだし...


“仁義なき黒社会” なんて邦題だから、てっきりいつもの(笑)何の救いもない

人が殺されまくった挙句、最後誰ひとり生き残ってない...みたいな...

観終わった後でド~ンと重い気分になるバイオレンスな黒社会モノだと思って観たら

いい意味で裏切られました

確かに、トラックの荷台からは柳葉刀を持った若い集がゾロゾロ降りてくるし...

抗争ではみんな入り乱れて斬り合いになって血が飛び散ったりするけど...

パロディーがバンバン出て来て、笑いながらツッコミながら楽しく観れる映画でした

これってジャンルは何なんだろう...コメディーって言っていいのかな?


若きフォーナンに目を掛けたフォーソイは、言ってみれば古いタイプのヤクザ...



劇中何度も 「天下を獲る」 って言うから 「そうさアンタは打遍天下無敵手だよ

最期は田さまに殺られちゃうけどね」(笑)とか言いながら観てるワタシ...

借金まみれなフォーソイは、自分の跡目をフォーナンに継がせようと画策するけど

フォーナンは念願だったレストランも繁盛して、美しい妻と安定した生活を送ってるから

組の跡目なんか継ぎたくない...



(ワタシ...こんなに笑って、こんなに喋ってる陳小春は初めて見ました(汗))

若気の至りでムショに入ってるうちに勉強に目覚めたマンは

20年の刑期を終えて出所後、母親が跡目を継がせようと必死になってるけど

こちらも大学に入って勉強したいから面倒な跡目なんか継ぎたくない...


鄭伊健の生え際ばかり気になってしまったのはきっと私だけじゃないはず...(汗)

そして2人はついに手を組んである計画を実行するんだけど...

(まだ劇場で公開中なので、お話の核心には触れないでおきますね)

でも 『 次期会長候補の2人が、2人してボスなんかやりたくない 』 って所が

この作品の一番の面白さな気がします


パロディーに関しては...

「古惑仔」 シリーズはよく知らないのでわからなかったけど...「無間道」 はわかりました

制作がアラン・マック、監督・脚本がフェリックス・チョンという “インファコンビ” なので

そりゃ~もう 一瞬トニー大都督に見えるくらいそっくりに再現(笑)



でも、このヤン(役名もヤン(笑))がお間抜けなので、潜入捜査官だという事はみんな知っていて

わざとヤンに聞こえるように(笑)ウソの情報を教え、いいように利用してるという...

そして、ヤンよりさらにお間抜けなボスだけが、ヤンが潜入だという事を知らないという...



おいおい... それでよく今までボスをやってこれたな...

でも私...このおバカなボスが妙に可愛くて気に入りました(笑)

このおバカなボスも跡目争い(正確に言うと跡目を継ぎたくない争い)に参加してきたから

私はずっと...「このおバカなボスが会長になれば2人は跡目を継がなくていいし

おバカだから警察も管理がしやすい...ってか...放っといたら自然に組がつぶれるんじゃないの?」

って思いながら観てました


途中、急にバイオレンスになったり、急にミュージカル仕立てになったり(笑)

ツッコミどころはいっぱいあるけど...結構面白かったのでオススメです


PS...昨日からタムタムの微博が見られなくなっていて心配です

調べたらフーさまの微博は見られるから、メンテナンスかな?とも思うんだけど...

それにしてはちょっと長い気もするし... やっぱり登録した方がいいのかな?

実は過去3回チャレンジして失敗してるんですよね ...もう一回やってみるか...
コメント (3)
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