黒い雲と白い雲

統計的にどうだかかは知らないが、ここ最近は雨の降る日が多いように感ずる。
そんな雨は、たぶん雨雲が降らせていると思う。
そして、雲には白い雲と黒い雲があり、雨は黒い雲が降らせているように思われる。
夏の夕立の前には、あたりが暗くなり、黒い雲から雨が降って来る経験は誰しもあると思う。
そんなあれやこれやを、ちょっと調べてみました。

◆本来は雲には色はない
　晴れた日の空に浮かぶ雲は白く見える。
　ところが、今にも雨が降り出しそうなときには、黒い雲が重く垂れこめているものだ。
　雲は、たしか水蒸気の粒の塊だったはずだ。
　そしてそれには、もともとの色はないそうだ。
　ないものがあるというのは、白く見えたり黒く見えたりするということなのだ。

　その白く見えるときとは、太陽の光を反射している時で、黒く見えるときとはそうではない時で、つまりは太陽・雲・人間の並びの時だ。
　これは、航空機に乗ってみると実感できる。
　航空機（気流の安定のために雲の上を飛ぶ）から雲を見ると、すべての雲は太陽光を反射して白く見える。
　だが、それらの雲のいくつかは、地上に雨を降らせているのだ。
　だから雲の色とは、単なる「見え方」に過ぎないということがわかる。

　→そういうことだったのか、雲の色は太陽・雲・人の位置関係で決まり、降雨の有無にはまったく関係がない訳だ。