幸福をつかむ

口にだすかはどうかは別にして、誰しもやはり幸福をつかみとりたいと思っているのだろう。
おいらもそうなのだが、じゃあおいらの幸福って具体的になんなのだと問われれば返答に窮してしまう。
幸福の尺度はその人次第だろうし、他人や誰かに決められることではない。
そこまではわかる。
その先は、文芸評論家の亀井勝一郎がのこんな言葉が参考になる。

◆幸福というものはささやかなもので、そのささやかなものを愛する人が、本当の幸福をつかむもの
　戦前戦後を通じて活動した亀井の人生論は受け入れやすい。
　その著作から引けば、幸福の尺度はその人次第で、誰かに決められることではないようだ。
　ましてや、薄っぺらい思慮の参考書籍に幸福かどうかを決められる筋合いはないのだ。
　欲張ることなく、身の丈に合った幸せを求めていけばよいのだ。
　そこでは、別に特定のパートナーがいなくとも良い。
　素晴らしい景色を見たり、おいしい食事をしたり、気の置けない友人との会話でもいいはずだ。
　それは、男性であっても女性であっても同様のことだ。
　結局のところ、ささやかなものを自分で感じ、自分でつかみ取るしかないものだろう。　

　→そういう割り切り？も必要なのでしょうね。
　　天下に大号令をするとか、世界中の富を集める、なんてことをあきらめて、
　　ささやかのものに価値を感じればそれこそが幸福を掴むということなのかもしれませんね。