シェイクスピアの作品には、世界を舞台に人を役者にたとえた言葉が多くみられるようだ。
人間の人生なんて、しょせん芝居のようなものに過ぎない、というようなどこか達観したような印象を受ける。
そしてそんな、彼自身の言葉はこれだ。
「私は、この世を、めいめいが何か一役ずつ演じなければならない舞台だと思っている」。
劇作家ウイリアム・シェイクスピア。
◆「自分を生きなさい」ということなのかな
人生において、あなたはこの役ですと決めてくれる舞台監督がいれば、それは楽なことだ。
だが現実はそうではなく、自分が何の役をするのかは自分自身で決めなくてはならない。
それは、自分が志す道を見つけ、自分を生きるということなのだろうか。
一人一人が、自分の使命に従って生きなさいということなのか。
→その意味で言えば、おいらはとても胸を張れるような役はしてこなかったな。
だがそれでも、おいらという役はたしかにこなしてきたと思う。