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開発賛歌

2024-08-23 06:43:46 | 日記

一般的な企業は、それらの組織の大小はあるものの、「企画部門」、「管理部門」、「営業部門」で構成されているものだ。

企業がどういった考えで、どういった方向に進み、社会とどう折り合いをつけるのか、

またそのための方策はどうあるべきなのか、ということなのだろう。

だがおいらが奉職していた飲食・小売業では、それらに加えて「開発部門」が決定的に重要だ。

なぜならば、出店を継続しなければ、持続的な成長が困難だからだ。

むろんその部門を、全面的に外部委託することも可能だ。

そのメリットは、低コスト・スピード感があげられる。

つまり、一定の金銭を支払えば、早期に出店が可能になるということだ。

一方でそのデメリットは、企業戦略との齟齬、将来的な低効率が想定される。

企業志向とは異なる店舗が増えたり、はなはだしくは赤字で閉店される店舗が散見されるようになってしまう。

そこから得られる識見とは。

 

◆「開発部門」はスペシャリスト

 (自律的に成長する巨大企業を除けば)企業というものは、社長の器以上には、成長できないものだという。

 そしてそんな社長の器に合わせて、「開発部門」が存在する。

 だが彼らは、能力的には陳腐な存在だ。

 司法試験(弁護士)は合格していない、それでも司法書士(商法・不動産登記法)程度の知見はある。

 中小企業診断士は得ていない、それでも日商簿記2級程度の知見はある。

 宅建士(宅建業法)・行政書士(民法)程度の知見ならばある。

    税理士資格(税法)はないが、豊富な実務経験から適正解を提案できる。

 

 そうなんです。

 「開発部門」にとって大事なのは、CEO・社長の意向を斟酌し・コスト感覚を持ち・業者と地権者との折衝能力があることなのです。

 そのためには、個別の免状などは不必要で、社会活動・企業活動一般の横断的な知識が必要なのです。

 能力的にはたいしたことではないのですが、横断的な知識と会話能力こそがその能力となるわけですね。

 ですから、これは断言できます。

 急成長した外食・小売り企業には必ず、優秀な開発部門管管掌者がいるのです。

 

 →残念ながらおいらは、そこまでの評価は得られませんでしたがね。