コンコルド効果という言葉がある。
超音速ジェット機の開発において、途中に何度も中止できる場面はあったが、
それまでに投じた金額と時間(いわゆるサンクコスト:埋没した費用)が惜しくて、中止できなかった。
その結果、途中で中止するよりもはるかに大きな損失を被ってしまったというやつだ。
だがそのコンコルド効果には、こんな視点もあるようだ。
◆大学受験三浪して気が付いた勇気(論者不詳)
あきらめることは、失敗を確定させることだと思っていた。
だがそうばかりではないようだ。
賢明な人生を生きる上ではあきらめの技術も必要だと感じた。
学校では、耐えることや努力することを学んだが、あきらめる技術は教わらなかった。
だからなのか、浪人でどれだけの時間を費やしてきたか、その期間を無駄にしたくなくて、
失敗を認めたくなくて、ずるずると浪人生活を続けてしまったのだ。
幸い、三浪の末に第一志望ではなかったが、合格できた。
もし不合格だったら、果たしてどうしたのだろう。
賢明なあきらめには勇気が必要だ。
失敗を認める勇気。
たとえ努力と時間が実を結ばなくとも潔く吹っ切る勇気。
人生にはタイミングがある。
やみくもに努力だけを続けてはいけない。
適切な時期にあきらめられる勇気が必要なのだ。
→たしかに、なまじ能力のある方ほど陥りやすいんでしょうね。
でも、多くの方々があきらめなかったことで、人類が発展してきたのも事実だ。
そんな方々に感謝しつつ、おいらも程度にあきらめることにしますか。