熊本県の台湾半導体企業の工場が、生産を開始したそうで喜ばしいことだ。
一時期半導体が世界的に不足したことがあり、日本企業もその多くが生産調整に追い込まれたことがあるからだ。
その工場だが、ほぼ当初計画通りに完成し稼働を開始した。
対して、同時期にスタートした米国工場の方は、まだまだの状況だという。
そのことで、アフリカのこんなことわざを思い出した。
◆急いでいくならひとりで行け 遠くまで行きたければ一緒に行け
独走には落とし穴があることも。
アップルコンピューターが、パソコンオペレーションシステムの主流になりそこねたのは、
マイクロソフトが他社にライセンス使用を認めて仲間づくりを積極的に進めたためだ。
独走したいという企業戦略が、結果的にはよくない状態を招いたのだ。
全くのイメージなのだが、米国は担当責任者に決定権が一任されることが多い。
日本は、会議を重ねてより多くの関係者の意見を活かそうとする。
だからスピードは遅い、だが衆知を集めて決定したことは予定通りに出来上がるのではないだろうか。
この調子で、第二工場・第三工場も進めていただきたいものです。