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本当に大切なこと 

2021-12-17 06:12:12 | 日記
何事によらず専門家と呼ばれる方々は、その方面の知識は本当に多いものだ。
そして、ご本人方々は意識をされていないのかも知れませんが、門外漢にとってはとても興味深いということもままあります。
そんな専門家の一人で静岡大学教授の稲垣栄洋先生が教えてくれました。
ちょっと郊外に出れば、そこらにいっぱい咲いているタンポポについてです。

◆タンポポの花は本当に大切なことは何かを知っている
 タンポポは、花を咲かせるときは茎をのばしますが、これはほとんどの植物に共通する行動です。
 でも他の植物と異なるのは、花を咲かせたまま茎が横たわる動きを見せるようです。
 その考えられる理由はふたつあり、ひとつ目は大切な種子が熟す前に強風によって飛ばされるのを防ぐためです。
 逆に熟したのちには、風によって飛び、他の場所へ子孫を増やすことに努力をするのですが。

 ふたつ目の理由は、咲き終わった花が身を引くためです。
 咲いて受粉を得た花が身を引いて茎を倒すことで、まだ受粉が終わっていない他の花が目立ち、
 昆虫たちが効率よく花を回ることができるのです。

 もうおわかりでしょう。
 タンポポにとって大切なのは、高く上に伸びることではないのです。
 花を咲かせ、受粉をし、種子をなし、風に乗せて子孫を増やすことです。
 タンポポの花は、本当に大事なことは何かという事をちゃんと知っているのです。

 →たかがタンポポの花ですが、そこには大きな示唆が含まれているようです。
  人も、足るを知るということが必要なのかも知れません。
  いつまでも、どこまでも、俺が、私がと存在したり主張を続けるべきではないようです。
  ちょっと考えてみたいものです。
 
 

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